2008年03月02日

紀伊半島一周高速道路シンポ

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 「紀伊半島一周高速道路実現を目指す会」と和歌山放送が主催して開いた紀伊半島一周高速道路実現を目指すシンポジウムが、2日午後、新宮市の新宮市民会館で開かれました。来年度の予算案とガソリンなどの暫定税率維持を盛った租税特別措置法改正案が直前の2月29日に衆議院本会議で野党欠席のまま可決されるなど最もタイムリーでインパクトある道路問題がテーマだけに会場(約千人)には、県南部の市町村や三重県から約2000人が集まり、会場に入れ切れないほどで、「半島一周の高速道路は地域住民のライフライン」という切実な声、熱気に満ちていました。
 県内はもちろんですが、東京、大阪、愛知、三重…からわざわざ駆けつけ熱心な議論を展開していただいた講師・パネリストの先生方、シンポを支えていただいた三重県南部を含む紀南地方の企業でつくる「紀伊半島一周高速道路実現を目指す会」や地元新宮市のスタッフの皆さんにも心からお礼申し上げます。ほんとうにありがとうございました。
 
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 基調講演に自民党総務会長の二階俊博代議士、パネリストには、民主党から国土交通委員会筆頭理事の大江康弘参議院議員、自民党から国土交通委員会筆頭理事の鶴保庸介参議院議員、自民党三重県連会長の三ツ矢憲生代議士、国土交通省からは谷口博昭技監、和歌山県からは仁坂吉伸知事、三重県からは望月達史副知事、さらにはネクスコ西日本の石田孝会長、ネクスコ中日本の矢野弘典会長は急遽飛び入り参加するという豪華メンバー。
 国会で最もホットなテーマで、民主党の方針に公然と反旗を表明している大江参議院議員も参加するとあってマスコミ各社も注目、熱気むんむんの議論を熱心に取材していたほか、東京からも新聞、テレビの記者が駆けつけ、シンポジウム終了後、二階総務会長を取り囲んで熱心に取材するという場面も見られました。
  

□和歌山放送ニュース再録

◎半島一周高速道目指すシンポに2000人
 紀伊半島一周高速道路実現を目指すシンポジウムが、きょう(2日)午後、新宮市民会館で開かれ、およそ2000人が参加しました。
 これは、三重県南部を含む紀南地方の企業でつくる「紀伊半島一周高速道路実現を目指す会」と和歌山放送が主催して開いたものです。
 基調講演で自民党総務会長の二階俊博代議士は、国の中期計画で、新宮までの高速道路整備が10年後となっていることに触れ、「県選出の国会議員も総力をあげることで10年を7年にくり上げる」と述べたほか、熊野川大橋の建設計画についても「調査が終わり次第、ただちに着工する」と明言しました。
 続いて行われたパネルディスカッションでは、民主党国土交通委員会筆頭理事の大江康弘参議院議員が、先月、民主党の議員によるいわゆる『ガソリン値下げ隊』が那智勝浦新宮道路を視察した事について「失礼なパフォーマンスに怒り心頭だ。小沢一郎代表の地元・岩手県でも同じ事をすればいい」と所属する党の姿勢を厳しく批判したうえで、「地域間ネットワークとなる道路整備は国が主体性と責任を持って進めるべきだ」として、県選出の国会議員と協調する考えを表明しました。
 これに対して自民党三重県連会長の三ツ矢憲生代議士や三重県の望月達史副知事も「三重と和歌山双方の観光地の活性化のためにも道路整備に力を尽くしたい」とエールを送りました。
 また、同じくパネリストとして参加した自民党国土交通委員会筆頭理事の鶴保庸介参議院議員や和歌山県の仁坂吉伸知事、国土交通省の谷口博昭技監、それにNEXCO西日本の石田孝会長、NEXCO中日本の矢野弘典会長も、それぞれの立場から高速道路整備の必要性をアピールしました。
 最後に主催者の一人で「紀伊半島一周高速道路実現を目指す会」代表理事の角口賀敏氏が、一刻も早い道路整備の実現を訴える緊急アピールを行いました。
 シンポジウムの模様は和歌山放送ラジオで今月9日の正午から2時間の特別番組として放送します。
(08年03月02日16:21 報道部)

◎那智勝浦新宮道路、3月30日に開通

 新宮市と那智勝浦町を結ぶ「那智勝浦道路」のうち、新宮市三輪崎と那智勝浦インターチェンジの間8・9キロが、国道42号のバイパスとして3月30日に開通します。
 これは、国土交通省紀南河川国道事務所がこのほど発表したものです。
「那智勝浦道路」は、新宮市三輪崎から那智勝浦町市屋(いちや)の間15・2キロを結ぶ計画の自動車専用道路です。
 今回暫定2車線で開通する、新宮市三輪崎と那智勝浦町川関(かわせき)の那智勝浦インターチェンジの間8・9キロは、1991年度に事業化され、1997年度から工事が進められていました。
 開通は、3月30日午後3時で、国道42号のバイパスとして無料で通行できます。
 また開通に伴い、この区間は名称が「那智勝浦新宮道路」となり、開通によって、新宮市三輪崎周辺の交通渋滞が緩和されるだけでなく、新宮市立医療センターへのアクセス改善、災害時の緊急輸送路確保などが期待されています。
 「那智勝浦道路」の残りの区間、那智勝浦インターチェンジから那智勝浦町市屋(いちや)の仮称・太地インターチェンジの間6・3キロは2006年度に事業化され、建設に向けての準備が進められています。
(08年02月29日18:55 報道部)

posted by wbs at 22:21| Comment(0) | 和歌山放送のこと
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