2008年03月10日

一日の疲れ吹っ飛ばすジャズライブ

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 10日夜、和歌山県立医大北側のレストランカフェ「デサフィナード」(和歌山紀三井寺807−2、電話073−441−6166)でジャズライブを楽しみました。ジャズピアニスト工藤隆さんとその仲間で構成するトリオ「どうく3」(ベース丹羽肇さん、ドラムス菅原高志さん)で、3人の熱演、セッションに一日の疲れ、ストレスも吹っ飛びました。これぞ「和む歌が山ほどあふれる街ワカヤマ」のぜいたく!ありがとうございました。
 店の「デサフィナード(DESAFINADO )」は、うわさでは聞いていましたが、先月初めて工藤隆さんのソロライブで初めて行き、レストランとライブ店としての素晴らしい空間に感心させられました。
 ポルトガル語で「音痴」「調子はずれ」という意味だそうで、そのパンフレットのキャッチフレーズのように「 高い天井・贅沢な空間  ゆっくりと密やかに流れる時間  やっと見つけた異次元の隠れ家」そのものです。
 先月のソロライブで聴いた工藤隆さんのピアノは、その風貌、気さくな人柄に似合わず(失礼!)、繊細かつダイナミックで感動的です。スタンダードの編曲、オリジナル曲ともに素晴らしい才能を感じさせます。
 ホームページを見ると、1968年5月生まれ、高校生の頃より、ジャズピアノを学び、第三回内田奨学生に選ばれ、バークリー音楽大学に留学。ボストンや東海岸の各都市のコンサート、ジャズクラブ、フェスティバルなどに数多く出演。卒業後は、サン プリンセス号のショーバンド ピアニストとして5ヶ月間のカリブ海クルージングなども体験したとか。
 現在は西日本のライブハウスを中心に活動中で、3月に入ってのスケジュールをチェックすると、
2日(日)北九州・ドラム館18:00-どうく3
5日(水)太宰府・ジャズ工房ニシムラ19:30-どうく3
6日(木)益田・マルフク19:30-どうく3
7日(金)富山・ベェラヴィスタ19:30-どうく3
8日(土)金沢・もっきりや19:30-どうく3
10日(月)和歌山・デサフィナード19:00-どうく3
14日(金)福岡・ニューコンボ20:00-どうく3
といった具合。
 今回は、この3人で車を運転しながら、時には一人で演奏して歩く姿をうらやましく思いながら、私は密かに彼のニックネームを「ジャズ界の山頭火」と決めています。



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 デサフィナードは、JASRACの音楽著作権独占は、地域の音楽文化発展を阻害するとしてJASRACの管理楽曲は演奏しないという形の抵抗運動を続けており、当面JASRACの管理楽曲は演奏しないといいます。
 おかげで(?)「Snow ... and then 」など工藤さんの素晴らしいオリジナル曲をたくさん聴くことができました。





posted by wbs at 22:41| Comment(0) | 和歌山を歌の街に
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