2008年04月04日

和歌山放送第75回情報懇談会

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(映像も使ってロケットや宇宙への夢を語る三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所技監の前村孝志さん)

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(ロボコン全国大会準優勝のロボット3台「紀州軍団」とともに特別出演してくれた和歌山工業高等専門学校の山口利幸教授とロボコン部のメンバー)

「科学バンザイ、ロボットから宇宙まで」をテーマにした和歌山放送の「第75回情報懇談会」が4日、和歌山市の和歌山東急インで開かれました。
 和歌山放送創立50周年した特別企画で、講師には日本のロケット技術の第一人者で、三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所技監の前村孝志さん、さらにはロボコン全国大会2年連続準優勝という和歌山工業高等専門学校のロボコン部のメンバーという豪華版です。

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 前村さんは、和歌山市出身で、桐蔭高校卒業生。早稲田大学理工学部から三菱重工に入社。去年9月と今年2月に相次いで成功した月探査衛星「かぐや」と超高速インターネット衛星「きずな」を搭載した「H-UAロケット」打ち上げの執行責任者で、打ち上げのエピソードなどを交えながら、宇宙への夢や、モノ作りへの想いを語ってくれました。
和歌山工高専チームは、3台の手作りロボットで「ロボット騎馬戦」を披露、特別招待されたリスナーや科学好きの中高生から歓声が上がっていました。
 前村さんからは、日本のロボットを支える技術者には、前村さんのほか和歌山出身の後輩が数人いる事実が飛び出し、「紀州の人材」が日本のロケット、宇宙工学を支えていることが判明しました。会場には科学好きな高校生も来ており、夢ひろがる宇宙の話に質問も相次いでいました。
 今回の講演会での出会いがきっかけで、日本のロボットやロケットなど最先端の技術を支える人材が、和歌山県から多数輩出され、事実上紀州製のロケットが宇宙を飛ぶような夢を見てしまいました。

□和歌山放送ニュース再録
◎「情報懇談会」ロボット騎馬戦に熱い視線

 和歌山放送の「第75回情報懇談会」が、きょう(4日)和歌山市内のホテルで開かれ、最先端技術を紹介する講演とロボット実演に参加者の高い関心を集めていました。
 「科学バンザイ、ロボットから宇宙まで」をテーマに開かれた情報懇談会は、きょう(4日)午後1時から、和歌山市の和歌山東急インで開かれました。
 初めに、ロボットコンテスト全国大会で2年連続準優勝の和歌山工業高等専門学校チーム「紀州軍団」による、「ロボット騎馬戦」の実演が行われました。
 「ロボット騎馬戦」は、運動会の騎馬戦の要領で、相手ロボットに付けられている旗を奪い合うもので、実演では相手の動きを封じながらアームを伸ばして旗を奪うと、参加者から歓声が湧き起こりました。
 続いて、和歌山市出身で三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所技監で技師長の前村孝志(まえむら・たかし)さんが講演し、去年9月の月探査衛星「かぐや」を積み込んだ国産HU−Aロケット打ち上げのエピソードなどを交えながら、宇宙や、科学・モノ作りへの想いを話しました。
(2008年4月4日16:07 報道部)


posted by wbs at 17:04| Comment(0) | 和歌山放送のこと
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