（歓迎昼食会であいさつする崔天凱駐日大使）
（歓迎のあいさつをする二階俊博自民党総務会長）
中国の崔天凱（さい・てんがい）駐日大使夫妻が１１日、和歌山を訪れました。胡錦濤（こ・きんとう）主席の日本訪問の大役を終え、大阪空港で１０日帰国の途についた胡主席を見送ったあと、二階俊博自民党総務会長の招きで和歌山入りしたものです。１１日朝は、和歌山市の紀三井寺を訪れ、前田孝道貫主の案内日中友好の碑や今月２１日落慶医法要を迎えるばかりとなっている大千手観音像などを視察。午後からはみなべ町内のホテルで歓迎昼食会が開かれ、私も紀三井寺から昼食会まで同行する機会に恵まれました。
□和歌山放送ニュース再録
◎「胡主席の訪日は大成功」と崔駐日大使
中国の崔天凱（さい・てんがい）駐日大使が、和歌山を訪れ、「胡錦濤（こ・きんとう）主席の日本訪問は、歴史的意義を持つもので、大成功を収めた」と述べました。
崔大使は、きのう（１０日）帰国の途についた胡主席を見送ったあと、夫妻で和歌山入りし、けさ（１１日）から、和歌山市の紀三井寺護国院を訪れ、新たに完成した大千手観音像などを視察しました。
そして、みなべ町内のホテルで開かれた歓迎昼食会に出席し、そのあとの記者会見で、「胡錦濤主席の訪問は、国家元首として１０年ぶりのもので、歴史的意義を持つものだった。共同声明で、日中両国の『戦略的互恵（ごけい）関係』がうたわれたことは、大成功で、これを具体化していくことが、最も重要なことだ」と述べました。
また、和歌山については、「風光明媚な景観や歴史・文化に恵まれ、カキやウメ酒などの農産物もおいしいことが分かり、夫妻で和歌山のファンになった。和歌山県は、中国・山東省と友好都市提携を結んでいるが、中国も日本との交流に意欲を持っており、今後さらに、友好交流を深めるために協力していきたい」と述べました。
崔大使は、このあと、田辺市の南方熊楠顕彰館を視察しました。
（2008年05月11日17:00 報道部）
