2008年09月24日

元気なモノ作り企業 地域活性化シンポ

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(熱心な議論が展開された「和歌山から世界へー地域を支える元気なモノ作り企業」と題したパネルディスカッション)

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(交流会ではすばらしい音楽も)

 和歌山放送創立50周年特別企画、第77回和歌山放送情報懇談会 地域活性化シンポジウム「和歌山から世界へ−地域を支える元気なモノ作り企業」(主催和歌山放送、和歌山県経営者協会、後援和歌山経済同友会など経済4団体)が24日午後、和歌山市内のモンテグレダイワロイネット和歌山で約200人を集めて開かれました。地域を、そしてそれを支える元気な中小企業のトップが集まり、経営の苦労な秘訣が披露されるとあって、経営者を中心とした聴衆は、その議論に熱心に聞き入っておられました。
 シンポの後には、交流会の場が持たれ、和歌山放送の夜の番組「つれもてナイト」でおなじみのパーソナリティー兼ミュージシャンの津山理美さんらが、歌を披露するなかあちこちで交流の輪が広がっていました。
 経産省中小企業庁が選定する「元気なモノ作り企業300社」に今年は和歌山から
◎ガーデン用品の輸出入販売「タカショー」(高岡伸夫代表取締役社長)
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◎フレシキブルプリント基盤の国内トップメーカー「太洋工業」(細江美則代表取締役社長)
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◎特殊Tナットの世界トップメーカー「永山電子工業」(永山豊代表取締役)
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◎国産採卵養鶏器具国内トップメーカー「ヨシダエルシス」(吉田擴代表取締役)
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の4社が選ばれました。
 いずれもオンリーワンの高度な技術で、国内外の市場で高いシェアを持つ元気な企業です。
 この元気なモノ作り企業は、今年3回目。この表彰制度の生みの親は、二階俊博経済産業大臣(当時)で、地方と中小企業を何とか元気に、という思いが込められています。初年度6社、昨年も6社、今年は4社ですが、全国で300という数字の中では、多いほうではないでしょうか。
 和歌山放送では、毎年この地方の元気を支える企業の表彰の際には、選ばれた企業のトップをお呼びしてこうしたシンポを開催してきました。
 今回の開催は、麻生内閣発足と重なり、奇しくも二階さんは経済産業大臣に再任された日でありました。
 残念ながら大臣の出席はなりませんでしたが、ビデオで4社長へのお祝いと、地方と中小企業対策に全力で取り組むという熱いメッセージを贈っていただきました。
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 また、知事も早朝から大阪に柿のトップセールスに行った合間を縫って出席、欧州に優秀な機械、部品を供給している北イタリア地方の例をとりながら、和歌山の優秀なモノ作り企業の支援応援と国内外への売り込みへの強い意欲を語りました。
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 経産省からは、平工奉文・近畿経済産業局長が出席、「近畿の経済活性化に向けて」と題した講演の後、4社長とのディスカッションにも参加してくれました。
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 ディスカッションは、約1時間半という短い時間でしたが、番組でもおなじみの杉本勝徳・杉本特許事務所長(弁理士)の名司会、名采配と平工局長の的確なコメントや提言などで、各社長の経営哲学、ポリシーを見事に引き出し、極めて内容の濃い有意義な討論会となりました。
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 講師、パネリストの皆さん、シンポを支援応援いただいた皆さんに心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
 なお、シンポの模様は、10月5日(日)正午から1時間の特別番組で放送される予定です。ぜひお聞きください。

□和歌山放送ニュース再録
◎二階経産大臣抱負、「中小企業の技術力で成長戦略を」
 麻生内閣で経済産業大臣に再任された和歌山3区選出の二階俊博大臣は、和歌山放送のインタビューに答え、中小企業の優れた技術力を生かした経済成長戦略を積極的に推進していく考えを明らかにしました。
 皇居での認証式や初閣議などで、自宅に帰ったのは今朝方になったという二階大臣は、「小泉・福田・麻生の三代にわたる経済産業大臣は、経済産業省始まって以来のことで、責任の重さを感じる。麻生総理からは、日本が持っている経済の強み、つまり中小企業の技術力を世界市場に送りだして、国内の豊かさに繋げる経済成長戦略を推進することや資源外交を進めるよう指示された。
 和歌山放送の情報懇談会で昨日『全国元気な中小企業300社』に今年和歌山県から選ばれた4社の経営者が集ってシンポジウムが行われたが、このように和歌山県には世界に誇る優れた技術を持った中小企業が多くあり、県や市町村とも協力してこうした企業を育てていきたい。また、世界的な金融危機などで不安を持つ企業や事業者が多くいるが、補正予算で9兆円の貸し出し保証枠をつくった。この補正予算を成立させ、それでも足りない場合は、さらに保証枠を拡大することも考えて行きたい。」などと話しました。
(2008年9月25日17:22 報道部)

◎和歌山放送情報懇談会開催。地元の元気なモノづくり企業を紹介。
 和歌山放送の情報懇談会がきょう(24日)開かれ、地域を支える元気なモノづくり企業について参加者が意見を交換しました。
 きょう(24日)午後和歌山市内のホテルで開かれた第77回の情報懇談会では、先頃日本の元気な企業に選ばれたガーデニング用品を作る海南市のタカショー、和歌山市のフレキシブルプリント基板のトップメーカーの太洋工業、船舶などの特殊Tナットを製造する紀の川市の永山電子工業、養鶏機具の国内トップメーカーで、御坊市にあるヨシダエルシスの4社の社長がパネリストとして参加しました。
 はじめに、「近畿の経済活性化に向けて」と題し、近畿経済産業局の平工奉文(ひらくもとふみ)局長が基調講演しました。
 このあと杉本特許事務所所長の杉本勝徳(すぎもとかつのり)さんがコーディネーターになりパネルディスカッションが行われました。この中でパネリストらは、顧客のニーズをつかむことや、他に負けないオンリーワンの製品作り、特許を巡る問題などについて意見を交わしました。
(2008年9月24日19:14 報道部)
posted by wbs at 18:22| Comment(0) | 和歌山放送のこと
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