2008年11月01日

安岡正篤「こころ」に書き写す言葉

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安岡正篤「こころに書き写す言葉―『天籟の妙音』から」(三笠書房)には、人生に迷い疲れた時、心の支えとなり、示唆に富んだ言葉が詰まっています。
 その中のひとつで、人生の悦楽、七楽のひとつに「一粒の梅干番茶を楽しむ」とあり、梅干の産地、和歌山に住む者としては、社会にもっと知ってもらいたい言葉です。


「七楽−人生の悦楽」(心と体の養生の章の129ページ)には、

「黎明の気象を楽しむ
朝の静座を楽しむ
一紙の習字を楽しむ
一粒の梅干番茶を楽しむ
良友の好話を楽しむ
半夜の善書を楽しむ
好枕(こうちん)安眠を楽しむ」と。

 安岡正篤「こころに書き写す言葉」には、このほか
「健康の三原則−常に「喜神」を持つこと
1、心中常に喜神を含むこと(つねに喜ぶ心を持たなければいけな
い)。
2、絶えず感謝の念を含むこと。
3、常に陰徳を積むこと(陰ながら善いことをする)。」(心と体の養生の章143ページ)に。
 また
「五美−こんな人になりたい
1、人に恵(めぐ)んで厭味(いやみ)なく。
1、労して怨(うら)まず。
1、欲(ほっ)して貪(むさぼ)らず。
1、泰(ゆたか)で驕らず。
1、威(い)あって猛(たけ)からず
人は誠にかくありたいものである。」(人間の品格146ペ
ージ)など、言葉の宝庫です。


posted by wbs at 18:49| Comment(0) | 言葉と本の宝箱
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