2009年04月05日

和歌山の宝物発見!おとぎ話のような450年祭

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 5日午後、海南市下津町黒田の国指定重要文化財 三郷八幡神社の春祭りに行ってきました。知人から「今年は特に三郷八幡神社鎮座450年記念祭で、紀州・幟上げが16年ぶりに奉納されます」というメールをいただき駆けつけました。神社は国道42号線の、黒田交差点からみかん畑に沿って桜並木の急坂を500mほど上ったところにあります。桜は満開、小鳥たちがさえずり、子どもたちが大喜び。昔なつかしい“村祭り”の世界に戻ったような夢心地の春を満喫させてもらいました。090405 019.jpg090405 029.jpg090405 010.jpg  

 祭神は、本殿が大鞆和気神(おおともわけのかみ)、相殿(左)は、住吉明神(海上守護・商売繁盛)、相殿(右)は、菅原道真公(学問の神様・合格祈願)で、永禄2年(1559年)に此の地に建立されたそうです。
本殿は、三間社流造、桧皮葺で、正面の蛙股には、俵に乗った大黒天と二股大根が彫刻されるなど、寺社の彫刻としては日光東照宮と並んで貴重なものだそうで、国の重要文化財に指定されています。
「春の祭典」は、可愛い巫女さんによる「浦安の舞」の奉納、さらには、子どもたや親たちによるマジックショーや演奏、奉納カラオケ大会、茶席など。また、本殿前の境内では、三郷八幡神社杯「第2回・大声コンテスト2009」など楽しい催しで子どもたちは大喜びでした。
 山の上の神社には、桜並木の急坂を家族連れや子どもたちが次々と上がってきて、下津5地区の大事な神社で、地域の人々が大事にしていることが実感され、まるで映画の世界の村祭りを見ているような夢心地でした。ありがとうございました。

□和歌山放送ニュース再録

◎16年ぶりに「紀州幟上げ」復活

 桜が見ごろを迎えた海南市下津町の三郷(さんごう)八幡神社で、きょう(5日)、春祭りが開催され、大漁や海上での安全を祈願する「紀州幟(のぼり)上げ」が16年ぶりに復活、奉納されました。
 幟上げは、明治時代ごろから伝わっているとされ、これまでも節目や慶事の年などに実施されていて、今年は、神社が、この地に祀られて450年になるのを記念して行われたものです。
 「紀州幟上げ」では、幅85センチ、長さおよそ6メートルの5色の幟をおよそ40人に男性が担ぎ、音頭や囃子(はやし)文句にあわせて、境内を練り歩きました。
 続いて、女性が担ぐ「短冊幟(たんざくのぼり)」も登場し、奉納されました。
 祭りでは、このほか、カラオケ大会やビンゴゲーム、もち投げなどが行われ、賑わいました。
 三郷八幡神社は、桜の名所としても知られ、ちょうど見ごろを迎えているほか、檜皮葺(ひわだぶき)の本殿は、国の重要文化財に指定されています。
(09年4月5日16:30 報道部)  
posted by wbs at 19:06| Comment(0) | ディスカバーワカヤマ
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