2009年09月12日

感動のコンサートあちこちで

090912t.jpg

 12日の土曜日、和歌山は、文字通り「和む歌が山ほどある街」になっていました。和歌山市の本町通りを歩行者天国にして「ぶらくりスイング2009」が行われ、多くの人で賑わっていました。昼は、県警音楽隊の演奏やさまざまなパーフォマンス、夜は和歌山出身で日本を代表するジャズピアニスト、岸ミツアキらのライブがフォルテワジマ屋上でありました。
 夜、かつらぎ町のかつらぎ総合文化会館大ホールでは、小椋佳のコンサートも。私は思い悩んだ末、和歌山県民文化会館であった「オークワ創立50周年記念コンサート」に行きました。
 和歌山出身のバイオリニスト、澤和樹さんと、東京芸大の弟子で人気バイオリニストの葉加瀬太郎さんの“師弟競演”が東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートです。大ホールは満員の人気で、ゾクゾクする感動と「万雷の拍手」という表現を実感することができました。
090912炭.jpg  

 バッハの「2つのバイオリンのための協奏曲ニ短調」を2人で、メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲ホ短調を葉加瀬さんが演奏しました。このほか、澤さんの指揮でチャイコフスキー交響曲第5番ホ短調を、東京フィルハーモニー交響楽団が演奏しました。
 澤さんによると、東京芸大受験前に、18歳の葉加瀬さんがバイオリンを教えて欲しい、と訪ねて来たそうです。しかし、芸大に合格してからは、ポピュラー音楽に目覚め、クラッシックの勉強はあまりしなかったそうです。
 現在はロンドン在住で海外でも名をはせている有名バイオリニストになっていますが、40歳を過ぎてから「もう一度ちゃんとクラッシック音楽をやりたい。教えて欲しい」と、再び師弟関係が生まれ、今回の世界でも珍しい師弟のバイオリン競演のコンサートが生まれたそうです。
 クラッシックのバイオリンも素晴らしかったのですが、葉加瀬さんといえば、何と言っても「情熱大陸」。アンコールでは、オーケストラ向きに作曲された「情熱大陸」を熱演、万雷の拍手を受けていました。

posted by wbs at 22:38| Comment(0) | 和歌山を歌の街に
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。