2009年09月29日

作家の津本陽さん迎え第81回情報懇談会

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(脳外科医の板倉徹さん)
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(歴史小説の大家、和歌山出身の作家、津本陽さん)
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 第81回和歌山放送情報懇談会が29日、懇談会のメンバーら百数十人を集めて和歌山市のホテルグランヴィア和歌山で開かれました。歴史小説の大家で和歌山出身の直木賞作家、津本陽さんと、和歌山県立医科大学脳神経外科教授の板倉徹さんが、「戦国武将の脳」をテーマに講演、対談も行われました。信長、秀吉、家康ら戦国武将の行動や性格を脳の働きから解析するなどワクワクする話やエピソードが相次ぎ、変革乱世の現代にも通じる示唆に富んだヒントがいっぱいの懇談会でした。
 懇談会の模様は、1時間の特別番組として10月14日(水)午後9時から10時に和歌山放送で放送される予定です。
ぜひお聞きください。
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 今回の情報懇談会は、津本さんと板倉さんの共著である「戦国武将の脳」(東洋経済新報社)が今月出版されたのを記念して行われました。
 懇談会では、板倉さんと津本さんがそれぞれ講演したあと、「戦国武将の脳を語る」と題して、津本さんと板倉さんの対論が行われ、信長の独創脳、秀吉の気配り脳、家康の忍耐脳…など、津本さんが調べ上げた各武将のエピソード、行動から、その卓越した能力を、脳外科の板倉さんが脳の内部構造に立ち入って解析、解説していきました。
また、たとえば秀吉の「気配り脳」の分析では、「秀吉の脳で卓越したところは、楽観的な脳」。また「戦うよりも人を引き込んでいくところに本領があった。他人が悩んでいるときに、ほんとうに他人の気持ちになることができるのが“共感の脳”。この共感脳が人望を得る秘訣となる」とも。
 「秀吉の脳は、他人が何を望んでいるかを考えるときにはたらく前頭前野の働きがよかった。気配りの脳で、現代人がこれを鍛えるには、テレビではなくラジオ中心の生活にするなどして、脳全体をはたらかせるようにすることが肝要である」など、現代にも通じる教訓や知恵にもあふれる懇談会となりました。
 終了後のサイン会には、長い列ができていました。


□和歌山放送ニュース再録
◎第81回情報懇談会、作家の津本陽さん迎え開催

 第81回和歌山放送情報懇談会が、きょう(29日)和歌山市内のホテルで開かれ、直木賞作家の津本陽(つもと・よう)さんと、和歌山県立医科大学脳神経外科教授の板倉徹(いたくら・とおる)さんが、「戦国武将」と「脳」の関係について話しました。
 今回の情報懇談会は、津本さんと板倉さんの共著である「戦国武将の脳」の出版を記念して行われたものです。
 きょう(29日)午後3時から、和歌山市のホテルグランヴィア和歌山で開かれた懇談会では、板倉さんと津本さんがそれぞれ講演したあと、「戦国武将の脳を語る」と題して、津本さんと板倉さんの対論が行われました。会場には、多くの人が訪れ、2人が展開する話に、興味深く聴き入っていました。
(2009年9月29日(火) 18:31)
posted by wbs at 22:34| Comment(0) | 和歌山放送のこと
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