2009年10月10日

紀三井寺で秘仏御本尊結縁ご開帳

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 紀三井寺で10日から、秘仏の御本尊、十一面観音と同じく秘仏の真数(本当に手が千本ある)千手観音が開帳されているというのでお参りに行って来ました。本殿奥の収蔵庫でお坊さんの説明を聞きながらじっくり参拝、心が洗われる思いがしました。

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 通例は50年に一度という開扉ですが、今回は「西国札所中興の祖」とされている花山法皇の1千年御忌記念で、西国三十三札所観音霊場で「結縁御開帳」行事が行われており、2番札所の紀三井寺でもその一環として秘仏を公開しているそうです。
 収蔵庫には、右から十一面観世音菩薩立像、梵天立像、帝釈天立像(以上国指定重要文化財)、毘沙門天立像のいずれも11から12世紀ごろの作といわれる素晴らしい4体がいつも公開されています。
 今回公開されている「千手観世音菩薩立像」、「秘仏本尊・十一面観世音菩薩立像」(いずれも国指定重要文化財)は、その真ん中の扉の中に安置されていました。
 樟の一木彫りで紀三井寺を開基した為行(いこう)上人の「御手彫(おてぼり)」と伝えられています。
 御本尊は、意外と野太い体躯で、繊細な千手観音と対照的でした。
 今回のご開帳は、10月20日まで、来年も3月1日から10日まで予定されています。

 



posted by wbs at 22:22| Comment(0) | ディスカバーワカヤマ
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