2009年11月04日

近露まるかじり体験

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 3日は、南紀デーでした。白浜町安居の秋祭りを満喫した後、「熊野古道癒しの里 近露まるかじり体験」が開かれている田辺市中辺路町近露(たなべし・なかへちちょう・ちかつゆ)まで車を走らせました。
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 近露王子は、私にとってもスピチュアルスポットのひとつ。平安時代から、熊野詣の際の「禊祓(みそぎはらえ)」の場所だっただけに、木立に囲まれたその空間に立つと心が落ち着きます。いつもは静かな近露が、この日は、沿道の民家の軒先で生け花を展示したり、特産品の販売やカフェなど華やかな古道に変身、多くの観光客で賑わっていました。
 私はある民家の庭で野点を楽しみましたが、暖かい濃い緑の抹茶をいただくと、南紀の自然の緑が体にしみわたっていくような錯覚を抱き感動モノでした。
 お琴の演奏、近露出身の日本画家、野長瀬晩花の生家での生け花など楽しく、知恵とアイデアにあふれた企画がいっぱいでした。
 この日、近露にある田辺市立美術館分館「熊野古道なかへち美術館」で、「野長瀬晩花展 晩花の花」が開催中(11月23日まで)で、無料入場券が配られていました。野長瀬晩花(1889−1964)は、和歌山県出身、しかも近露の生まれで、中辺路からこんな画家が出ていたことは初めて知りました。日本画家ですが、独特なデフォルメで花鳥風月が描かれています。なかなか魅力的な存在で、見ごたえのある展覧会です。

□和歌山放送ニュース再録

◎熊野古道近露でまるかじり体験開催

 熊野古道沿いの民家の軒先で生け花を展示したり、特産品の販売やカフェなどの催しが田辺市中辺路町近露(たなべし・なかへちちょう・ちかつゆ)で行われました。
 地元のメンバーらでつくる、熊野古道癒しの里近露まるかじり体験実行委員会が開いたもので4回目です。
 近露は熊野古道中辺路ルートの中心に位置する山里で、古道沿いの民家の軒先や庭を利用していろいろなイベントが行われています。きょうは日本を代表する華道家らが古木や雑木を再利用した生け花を民家の軒先などに展示しているほか、シシ鍋や鮎めし、こんにゃくずしなどの地元の料理などを楽しむことができるオープンカフェもあります。また野中の獅子舞や、野点などの催しもあり参加者はのんびりした雰囲気の中で秋の一日を楽しんでいました。
(2009年11月3日(火) 18:40)
posted by wbs at 19:46| Comment(0) | 和歌山元気印
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