2009年11月09日

和歌山でロン・カーターが聞ける幸せ!

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 和歌山のライブハウスのオールドタイム(和歌山市北新5丁目70、ひめビル1階)が22周年記念のスペシャルジャズライブとして9日夜、ジャズ界の巨匠ロン・カーターら3人の「The Trio」を呼んできました。ベースのロン・カーターに、京都が生んだ世界のジャズギタリスト山口武(リーダー)、ベテラン・ドラマーのルイス・ナッシュという豪華な顔ぶれ。これぞ本物の音、音楽というライブを堪能しました。091109J[^[ (7).jpg
(リーダーでギタリストの山口武)
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(ジャズベースの巨匠ロン・カーター)
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(ドラムのルイス・ナッシュ)

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 マイルス・デイビスやコルトレーン…。学生時代に暗いジャズ喫茶で熱中して聴いたそんな時代のジャズの巨匠のロン・カーターが元気で現役、和歌山にやってくるというので、何が何でもと駆けつけました。このトリオがオールドタイムにやってくるのは5年ぶりとかで、リーダーの山口武のギターは素晴らしく、時に激しく時にやさしくとそのテクニックも抜群なドラムのルイス・ナッシュも魅力的でした。
 スタートは「シャレード」。学生時代のモダンジャズをイメージして聞いていただけに、少し違和感を感じましたが、そこは「ジャズとロックの2つの顔を持つ類い稀なギタリスト」と評される山口武がリーダーの新しいジャズトリオです。「哀愁のヨーロッパ」、「モヒート」など、新旧のジャズメンがお互いの良さを引き出し合いながらのっていきました。
 ロン・カーターは1937年生まれ。アメリカミシガン州出身。イーストマン音楽学校卒で、マンハッタン音楽学校修士課程も修了し、バッハなどに傾倒し、クラシックのコントラバス奏者を目指したが、人種差別の壁もあってオーケストラに入団できなかった、という経歴の人。
 予想以上の長身できちっとスーツで決め、物静かにベースを弾く姿を見ていると、宗教家か哲学者のような貫禄と存在感がありました。
 ギターの山口武とロン・カーターとはもうすでに数枚のアルバムを作り、日本ツアーは10年続けているそうです。
 今回も11月の日本ツアーの最初が和歌山といい、こんな素晴らしいトリオを呼んでくれたオールドタイムの松本店長にも感謝、脱帽です。
posted by wbs at 23:00| Comment(0) | 和歌山を歌の街に
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