2009年12月08日

情報懇で関西国際空港の福島伸一社長講演

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(「関西国際空港の現状と課題」をテーマに講演する関西国際空港株式会社の福島伸一代表取締役社長)
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 和歌山放送開局50周年記念第82回情報懇談会が8日午後、和歌山市のホテルアバローム紀の国であり、関西国際空港株式会社の福島伸一代表取締役社長に「関西国際空港の現状と課題」のタイトルで講演していただきました。
 今注目の関空、そのトップの講演だけに県政財界のトップのほか、報道関係者らが多数参加、講演後の質疑応答、さらには懇親会でも交流が続きました。
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(質疑応答で、関空にエールを贈る大橋建一和歌山市長)
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(菖蒲奥典侑・和歌山県農業協同組合中央会会長)
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(樫畑直尚・和歌山経済同友会代表幹事)
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(小田章・和歌山社会経済研究所理事長)

 福島社長は、その経営手腕を期待されて今年6月パナソニックの副社長から関空社長に就任しましたが、この夏の民主党政権への交代後、前原国土交通大臣の「羽田空港のハブ化構想」や事業仕分けでは「関空への補給金160億円の凍結方針」が打ち出されるなど、関西3空港問題をどうするなど日本の航空行政が明確なビジョンが示されまいまま迷走、日本航空の経営不振で便数が減少するなど、関空は開港から15年で最大のピンチを迎えています。
 福島社長は、関空は07年8月に第2滑走路が完成し、4000メートルの滑走路2本が使え、24時間運営できる日本で唯一のグローバルスタンダードの国際空港であることを強調、こうした能力を活かす点から、さらには関西の活性化、日本の国際競争力の点からも「日本には羽田以外にもう一つのハブ空港が必要で、それは関空しかない。来年6月ごろまでには、新政権でもそうした方向性を示してもらえると期待している」と訴えました。
 講演後の質疑応答では、大橋建一和歌山市長、菖蒲奥典侑・
和歌山県農業協同組合中央会会長、樫畑直尚・和歌山経済同友会代表幹事、小田章・和歌山社会経済研究所理事長(前和歌山大学学長)らが、次々と質問に立ち、関空へのエールを送っていました。

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(講演後に懇親会も。中央が福島社長、左は大橋建一市長)

□和歌山放送ニュース再録
◎第82回和歌山放送情報懇談会・関空会社福島社長が講演

 和歌山放送の情報懇談会が、きょう午後(8日)和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれ、関西国際空港株式会社の福島伸一(ふくしま・しんいち)代表取締役社長が講演しました。今回82回目を迎えた情報懇談会では、民主党政権への交代後、前原国土交通大臣が方針として打ち出した東京の羽田空港のハブ化構
想をはじめ、日本航空の経営再建問題などが、今後の関空にどのような変化をもたらすかが注目されていることから、いま、これらの問題に直面する関西空港会社の福島社長を講師に「関空の現状と課題」をテーマに語ってもらいました。
 この中で福島社長は、関空の問題点と課題を挙げた上で「関空は、韓国の仁川(インチョン)空港に大きく水をあけられている。首都圏のハブが羽田なら、関西は関空がその役割を担うべきだ」などと述べ、国に対して関空の事業にあらためて支援を求めていく姿勢を明らかにしました。
(2009年12月8日(火) 18:59)


posted by wbs at 22:28| Comment(0) | 和歌山放送のこと
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