2009年12月19日

写真展「和歌山の鉄道」

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 NHK和歌山放送局の副局長、佐野嘉春さんの写真展「WAKA鉄U・和歌山の鉄道第2弾」が、和歌山市吹上のNHK和歌山放送局1階ギャラリーで開かれていると聞き、16日見てきました。大の鉄道ファンでアマチュア写真家とは聞いていましたが、おみそれしました。単なる“鉄チャン”の写真ではなく、鉄道沿線の人々の息遣いや街の変化が伝わってくるような独特な視点の写真ばかりです。
 12月20日(日)まで開かれているそうです。入場は無料です。
 佐野さんは、中学の頃からおよそ40年にわたってローカル線を中心とした写真を撮り続けていて、鉄道雑誌にも多くの写真を投稿するなど、知る人ぞ知る存在だとか。
 今回は、昨年6月和歌山に転勤後、御坊市の紀州鉄道、南海電鉄高野線や和歌山電鉄貴志川線、JR西の紀勢線の沿線風景など約50点。ことしの夏から秋にかけて撮った写真と言い、その行動力、取材力にも舌を巻きます。
 またいずれの写真にも鉄道の記録という視点ではなく、鉄道から垣間見える沿線の生活、人間の暮らしが感じられる独特の視点があり玄人はだしというより、プロの写真家としての魅力を感じました。


□和歌山放送ニュース再録
◎写真展「和歌山の鉄道」第2弾開催中

 和歌山県内の鉄道と沿線の風景写真を撮り続けているアマチュア写真家・佐野嘉春(さの・よしはる)さんの写真展「WAKA鉄U(わかてつ・ツー)・和歌山の鉄道第2弾」が、今月(12月)20日(日)まで和歌山市内で開かれています。
 岐阜県出身の佐野さんは、中学の頃からおよそ40年にわたってローカル線を中心とした写真を撮り続けていて、鉄道雑誌にも多くの写真を投稿しています。和歌山市内で個展を開くのは3回目です。
 去年(2008年)6月和歌山に転勤してからは、休日の殆どを県内での鉄道写真の撮影に費やし、今回はことしの夏から秋にかけて撮った、およそ50点が展示されています。ことし(2009年)7月に撮影した御坊市の紀州鉄道(臨港)の気動車「キハ603」の写真は、車窓から顔を出そうとしている女の子の一瞬を流し撮りでとらえたスピード感のある作品です。
 また、ことし(2009年)9月に新宮市内で撮影したJR紀勢線の写真では、台風の接近で荒波が打ち寄せる熊野灘をバックに、夕日を浴びながら新宮市の王子ヶ浜沿いを走る特急「オーシャンアロー」号の対比が興味深い仕上がりになっています。このほか、南海電鉄や和歌山電鉄貴志川線の沿線風景の写真も数多く展示されています。
 日本のふるさとをテーマにした画家・原田泰治(はらだ・たいじ)さんに影響を受けたという佐野さんは「車両だけでなく、沿線の風景や人々の表情まで伝わる鉄道写真を撮り続けたい」と話しています。佐野嘉春さんの写真展「WAKA鉄U・和歌山の鉄道第2弾」は和歌山市吹上(ふきあげ)のNHK和歌山放送局1階ギャラリーで12月20日(日)まで開かれています。入場は無料です。
(2009年12月15日(火) 17:33)
posted by wbs at 21:30| Comment(0) | ディスカバーワカヤマ
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