
(中央が和歌山出身の寺下真理子さん)

「東京芸術大学生による弦楽六重奏の響き」と題した室内楽コンサートが18日夜、和歌山市小野町の小野町デパートでありました。「和歌山市出身の寺下真理子とその仲間たち」とあるように現在ベルギー・ブリュッセル王立音楽院修士課程に留学中で期待の若手ヴァイオリニスト寺下真理子と、芸大で同時に学び現在国内外で活動中6人が集結した「奇跡のような貴重なコンサート」。築後約80年というクラシックな西本組のビルで奏者の息遣いまで聞こえてくるような近くで一流の演奏を楽しむことが出来ました。観客は百人足らず。これぞまさに「和歌山のぜいたく」です。ありがとうございました。


(近い将来に日本や世界の音楽界をリードする若手演奏家が和歌山に集結!)
前半のバッハの「G線上のアリア」、モーツァルトの弦楽四重奏曲 ハ長調 KV465 「不協和音」は、ヴァイオリンは寺下真理子と依田真宣、チェロ辻本玲、ヴィオラ原裕子の四重奏。
後半ブラームスの弦楽六重奏曲 第1番 変ロ長調作品18では、ヴィオラに朝吹園子、チェロに市寛也が加わりました。
六人中3人は海外で活躍中などいずれも若手演奏家として期待のホープばかり。和歌山出身の寺下さんと同時期に芸大で一緒に勉強したという縁で和歌山に集結したといい、こんな演奏会が何気なく開かれているところが、和歌山らしい、というか、私がいつも言っている「和歌山のぜいたく」(和歌山の人が意外と気づいていない)の真骨頂です。