2010年03月22日

杉谷昭子さん招いて『緑風舎』ピアノ開き

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(ピアノ開きでスタインエイを弾く杉谷昭子さん。和歌山市野崎の音楽ホール『緑風舎』で22日) 
 
 和歌山市野崎の音楽ホール『緑風舎』で22日、和歌山出身で世界的に活躍するピアニスト、杉谷昭子さんを招いて世界的な名器で知られるスタインエイのピアノ開きが開かれました。『緑風舎』は、実業家の岡畑精記さんが、親から相続した野崎の邸宅を室内楽の音楽ホールや展覧会などに活用しようと2年前に開放されているものです。最高峰の名器に演奏…春の日差しが注ぐホールで“和歌山のぜいたく”を満喫した一日となりました。
 至福の時間を提供してくださった岡畑精記さんご夫妻、杉谷昭子さん、それにボランティアの皆さん。ほんとうにありがとうございました。
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(ピアノ開きのコンサートを前に和歌山放送に生出演する杉谷昭子さん・左と岡畑精記さん・中央)

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(コンサート後のティーパーティーであいさつする仁坂吉伸知事)



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(世界最高峰の音楽の後は、春の日差しと緑の風の中庭などあちこちで交流が。文字通り音楽と文化のサロンとなっている緑風舎)

 和歌山は、よく「野球王国」と言われますが、私は実は「音楽王国」でもあると思っています。ジャズやポップス、ロックはもちろんですが、クラシックのレベルの高さ、層の厚さは相当なものです。和歌山出身で世界的に活躍されている演奏家は多く、和歌山放送で何とかこうしたクラシック演奏家を紹介したり、応援する番組が出来ないかが、私の夢であり懸案でもありました。
 今回杉谷昭子さんの講演会長に岡畑精記さんがなられ、緑風舎でピアノ開きがあるとの話をきっかけに、その念願のクラシック音楽番組が誕生することになりました。
 それが和歌山放送で4月3日からスタートする新番組『杉谷昭子、音楽の宝石箱』(毎月第一土曜日夜9時から一時間)です。
 杉谷さんがクラシックの世界に入るきっかけは、和歌山放送が開局当初流していた「クラシックアワー」でクラシックの名曲に感動したことといううれしいエピソードもお聞きしました。
 この日のピアノ開きでは、番組の紹介とともにテーマ曲に使うというカルディロの「カタリカタリ」も演奏されていました。レギュラーで、世界で活躍されたピアノの杉谷ワールドとともに音楽談義も楽しみです。

 

□和歌山放送ニュース再録
◎杉谷昭子さん招いて『緑風舎』ピアノ開き

 和歌山市野崎のコンサートホール『緑風舎』のピアノ開きが、22日午後、ピアニストの杉谷昭子さんを招いて開かれました。
 『緑風舎』は、会社経営の岡畑精記(おかはた・せいき)さんが、和歌山市野崎の自宅を、関西の文化の殿堂として、活用しようと、世界最高峰のスタインエイのピアノを購入し、杉谷昭子さん
を招いてきょうのピアノ開きとなったものです。
 きょうのピアノ開きには、仁坂知事ら和歌山県の文化団体の関係者らおよそ50人が招かれました。そして、杉谷さんが、スタインウエイのピアノで、バッハの前奏曲ハ長調やベートーベンの「エリーゼのために」、カルディロの「カタリカタリ」などを演奏し、招かれた50人の観客は、目の前で繰り広げられる杉谷さんのピアノ演奏に聴き入っていました。
 ところで、和歌山放送では、4月から新番組『杉谷昭子、音楽の宝石箱』を毎月第一月曜日夜9時から一時間にわたってお伝えします。
(2010年3月22日(月) 20:24)
posted by wbs at 21:36| Comment(1) | 和歌山を歌の街に
この記事へのコメント
素晴らしい紹介、ありがとうございました。私も楽しい至福のときを過ごした一人です。岡畑さんが杉谷昭子さんの後援会長になって最初の行事が大成功し、心から喜んでいます。和歌山放送で、中島社長自らクラシック番組実現の音頭を取っていただき、感謝しています。
積極的にボランティアで応援する心厚き人たちがいる限り、杉谷昭子さんの活動拠点・緑風舎が ”パリのサロン”に発展していくことは間違いないと確信します。今後とも応援よろしくお願い致します。

※ 一つ訂正をお願いします。
番組放送は毎月第1土曜日です。
Posted by 須磨 章 at 2010年03月23日 21:02
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