2010年03月19日

“ミスター事業仕分け”加藤秀樹氏が講演

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 和歌山放送の情報懇談会が19日午後、和歌山市内のホテルアバローム紀の国ホテルで開かれ、内閣府・行政刷新会議事務局長の加藤秀樹さんが「事業仕分けの本当の意義」と題して講演しました。
 加藤さんは、行政の無駄遣いを洗い出す「事業仕分け」を提唱、昨秋の「事業仕分け」で主導的役割を果たしました。
 この4月からはじまる「事業仕分け」の期待も高く、その成否が支持率が急降下している鳩山政権の命運を決する、という政治評価もいるほど。
 新政権の注目のキーマンの講演だけに、会場には会員の企業トップや文化人のほか県内各地の自治体の首長や職員らが多数参加、熱心に聞き入っていました。
 「事業仕分けは、政策論議や政策の価値判断をしません。どちらかというと、決算のチェックに近く、税金が現場で無駄なく有効に使われて役に立っているかをチェックするもの」「現場を知っている外の人間を入れてグループでやる。しかも全面公開でやるなどの鉄則が大事」「事業を現場から見直すと、結局その背後にある組織、制度を見直すことになる」など「事業仕分け」の真の価値が伝わって、目からウロコが落ちるようでした。
 また全面公開されているのに、ワンパターンの映像や発言報道で真のニュースの価値が伝わらない報道の現状も痛感、自戒しなければならないとも思いました。



□和歌山放送ニュース再録
◎行政刷新会議の加藤秀樹事務局長が講演・和歌山放送第83回情報懇談会

 和歌山放送第83回情報懇談会が、きょう(19日)午後、和歌山市内のホテルで開かれ、行政の無駄遣いを洗い出す「事業仕分け」を提唱し、去年(2009年)秋に行われた国の「事業仕分け」で主導的役割を果たした、内閣府・行政刷新会議事務局長の加藤秀樹(かとう・ひでき)さんが講演しました。
 講演会はきょう(19日)午後3時半から、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれ、会員の自治体関係者や起業のトップらおよそ150人が出席しました。旧・大蔵省出身で、民間のシンクタンク「構想日本」の代表をつとめる加藤さんは、これまで46の自治体で57回の事業仕分けを行い、地方の改革に貢献してきました。政権が交代した去年(2009年)、政治の変化を最も印象づけたといわれる11月の「事業仕分け」では、民間の仕分け人の人選を行うなど、主導的役割を果たしました。
 加藤さんは「事業仕分けの本当の意義」と題して講演し、事業仕分けの効果と今後の課題などについて語りました。この中で加藤さんは「取り消すことの出来ない公開の場で行われる事が最大のポイントと評価し、税金が生きた金として使われているかどうか判断することが目的だ」と語りました。そして「政治判断で覆す場合、住民や国民に十分な説明が必要だ」と語り、政治の説明責任が厳しく問われると指摘しました。
(2010年3月19日(金) 19:20)

posted by wbs at 23:16| Comment(1) | 和歌山放送のこと
この記事へのコメント
今日はお忙しい中ご参拝ありがとうございました。うれしかったです(*^。^*)お神酒までいただき、すみませんでした。奥様にもよろしくお伝えくださいませ
Posted by 中原 at 2010年04月05日 00:01
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