(株式会社ホテル大阪屋の専務から代表取締役に就任した利光伸彦氏)
和歌山市の加太淡島温泉のホテル大阪屋ひいなの湯で7日、株式会社ホテル大阪屋の代表取締役社長に専務の利光伸彦氏が就任したことを祝う会があり、大橋建一市長や岸本周平・衆議院議員ら約1
00人が集まりました。
(お礼のあいさつをする利光義道・ホテル大阪屋会長)
(利光伸彦社長)
この祝宴は、「加太淡島温泉 大阪屋 ひいなの湯」のリニューアル7周年、最近オープンした食事処「旬魚旬菜あくら」のお披露目を兼ねており、利光義道会長は「昨年77歳の喜寿でいつ息子に引き継ぐかを考えていたが、ひいなの湯のリニューアル7周年、7月7日の七夕の日などを考えて譲りました」とあいさつ。
利光伸彦新社長は「旅館業は大変厳しい時を迎えており、披露パーティーをすべきかどうか迷いましたが、借金なしでバトンを引き継いでくれた会長をはじめ家族に感謝したかったし、料理やサービスを提供してくれている従業員のみんなにもお礼を言いたかった」とあいさつ。
さらには「現在中国人の旅行自由化などでこの業界は異業種の大手が参入して大変な時代を迎えていますが、地域のさまざまな職業、年齢の人が働ける旅館業は地域には欠かせない存在。小さくとも地域に受け入れられ満足度は日本一の店となるよう頑張ります」と、自らの旅館経営のみならず和歌山の観光振興に走り回っている利光さんらしいあいさつでした。