2010年08月14日

夢のスターフードジャパン・プロジェクト

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 ベルギーから有名スターシェフ3人を招き、和歌山県が誇る新鮮な食材をモチーフに、オリジナル料理をライブで提供するという「スターフードジャパン・プロジェクト」(同実行委員会主催、ベルギー王国大使館、ルフトハンザ・ドイツ航空、和歌山放送など後援)が14日午後、和歌山市毛見の和歌山マリーナシティー、ベイサイド迎賓館であり、参加してきました。
 ミシュランガイドで三ツ星など「星」を獲得したシェフが3人も和歌山を同時に訪れ、和歌山の海の幸、山の幸を使ってライブでオリジナルディナーを手がけるというのはおそらく日本でも初の試みでしょう。
 こうした壮大な企画が実現したのは、実はシェフをうならせた湯浅の醤油だったといい、国際的な出会いが創り出した「夢のディナー」を満喫しました。

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(世界的に有名なベルギーのスターシェフ3人が一堂に。手前から、リーヴァン・ドゥメストゥル氏、フランキー・ヴァンダルハーグ氏、ジャン・バティスト・トマー氏。インタビュー・司会は和歌山放送でおなじみの南くるみ、寺門秀介両アナウンサー)
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(夢のディナーショーは、湯浅の醤油から始まった! 今回の影の仕掛け人のルフトハンザドイツ航空のキャビンアテンダントのマーク・マーセ氏と湯浅醤油有限会社の新古敏朗・代表取締役とフードアナリストで実行委員会委員長の新古祐子夫妻)

 この素晴らしい企画は、湯浅醤油から生まれたというから不思議です。
 今回来日した3人のシェフは、モンドコレクション最高金賞を5年連続受賞している「湯浅醤油生一本黒豆」の愛用者。日本の醤油に着目したシェフから、いいものを探して欲しいと依頼されたのが食通で世界のおいしいものを食べるためにルフトハンザドイツ航空に就職したというキャビンアテンダントのマーク・マーセ氏。大阪のデパートで各地の醤油をテイスティングした結果たどり着いたのがこの湯浅醤油だったといいます。
 シェフのドゥメストゥル氏とともにマーク氏が突然湯浅の会社を訪れたことから、交流が始まって今回の企画につながりました。
 会場の迎賓館入り口には、和歌山の食材が展示され、スターシェフの調理場の様子は、会場にライブで放映されるなど刺激的な試みがいっぱいでした。
 和歌山には、ベルギーの一流シェフが再発見してくれたようにいいものがたくさん眠っている気がします。今回の企画をきっかけに和歌山の良さを世界に発信していきたいものです。
 世界のスターシェフと和歌山の食材が出会って生まれた料理はまるで芸術品のようです。一部を紹介しますと、

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(近大マグロの前菜「生一本」醤油ジュレ)
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(梅鯛使用・鯛のセロリラブ)
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(熊野牛オイスターソース)
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(ホワイトチョコレート赤いビーツ)
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(抹茶の柚子ソルベ)
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(途中には海の見えるプールサイドで、3人のシェフが海南市のくろさわ牧場の子牛肉をソテーにしてふるまうエキシビジョンなどもありました)


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(このディナーショーには、日本とベルギーの若手の料理人が多数参加、最後に紹介され盛んな拍手を受けていました)

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(私のテーブルは、湯浅醤油を世界に広め今回の企画の実現に奔走したマーク・マーセ氏=右上=のご両親が。ベルギーと和歌山の架け橋となった息子の活躍に感動して、息子の最後のあいさつの時には涙ぐんでいたお母さんの姿が印象的でした)


 最初から最後まで夢心地の至福の時を過ごすことが出来ました。
シェフの皆さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
posted by wbs at 19:59| Comment(0) | ディスカバーワカヤマ
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