2010年10月11日

千客万来、和歌山検察審査会

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 今その存在が注目されている検察審査会ですが、和歌山検察審査協会の片桐牧会長らが9日、和歌山放送を訪ねてくれました。私はあいにく不在でしたが、10月の「法の日の週間」を迎えるに当たって、13日(水)午前8時から、JR和歌山駅西口で検察審査会の活動をPRするチラシやティッシュなどを配る街頭活動を行うそのお知らせでした。CIMG2400.JPG
(来年のポスターにも十一面観世音菩薩像が)

 検察審査会制度は,検察官が被疑者を起訴しなかったことがよかったのかどうかを選挙権を有する国民の中からくじで選ばれた11人の検察審査員が審査する制度です。
民主党の小沢一郎元代表の資金管理団体をめぐる事件で、検察そのものは「不起訴処分」としましたが、検察審査会が2度にわたって「起訴議決」をし、強制起訴されることになったことはご承知の通りです。
 今年5月裁判員制度が導入されるなど日本の裁判制度はいま大きな曲がり角を迎えています。
 そんな中で、法曹3界の大きな柱の検察がいま大きく揺らいでいます。郵政不正事件に絡む証拠隠滅事件で、事件を取り調べ立件起訴した大阪地検特捜部の当の主任検事が最高検に逮捕され、さらには上司だった前の特捜部長、副部長までデータ改ざんを隠ぺいした容疑で逮捕されるという前代未聞の事件が進行中です。
 この事件まだ不可解な点が多く、捜査の進展を待たないと軽はずみなことはいえませんが、こうした行き過ぎた捜査や取調の根底には、批判を許さない検察の密室性と、さらには自分たちの判断や捜査には誤りがないとする傲慢な無謬(ムビュウ)神話があるように私には思えます。
 検察や裁判制度への信頼回復には、市民が参加する検察審査会制度や裁判員制度が今後さらに重要になります。
 いただいた資料には、一審査会につき11人の検察審査会の象徴シンボルとして十一面観世音菩薩が使われています。
 その心は「国民の代表として選ばれた11人の検察審査員が、不起訴処分に不満を持つ人々の声に耳を傾け、英知をあつめて努力する姿は、衆生を済度する菩薩行に通じるものがある」(検察審査協会関西連合会発行の「関西検審第50号)とあります。
 人の生命をも左右する絶大な権限を持つ検察官も、「衆生の苦しみや悩みを救うことを悲願」とする検察官の初心、十一面観世音菩薩の心に今一度返るべきではないでしょうか。
posted by wbs at 11:00| Comment(0) | 和歌山放送のこと
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