2010年11月19日

近弁連の人権擁護大会

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 近畿弁護士会連合会(山崎和友理事長)の人権擁護大会とシンポジウムが19日、和歌山市内のホテルアバローム紀の国で弁護士ら約250人が参加して開かれました。大会では、今月4日自宅で、受理していた離婚問題の相手方に刺殺された元秋田弁護士会長の津谷裕貴弁護士の冥福を祈り全員が黙祷しました。津谷弁護士は、日弁連の消費者問題対策委員長として、この大会にに出席予定でした。警官が駆けつけているのに犯人と間違われ取り押さえられて殺された無念さを思うといたたまらない気持ちです。



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 午後1時半からの大会では、近畿弁護士連合会の山崎和友理事長のあいさつの後、日本弁護士連合会の宇都宮健児会長が来賓としてあいさつ。津谷弁護士の事件に触れて「警官が来ていたにもにもかかわらず犯人と誤解されて警官にとらえられている間に、指されるという信じられない事件で残念でならない。こうしたDV事件や離婚事件の相手方などによる業務妨害事件の対策、防止策は、これまで経験の蓄積のある暴力団関連事件と比べて十分とは言えず、支援体制などを急ぐ必要がある」と訴えました。
 大阪地検特捜部の証拠改ざん事件にも言及「検察への信頼は大きく揺らいでいる。事件の検証と検察の改革は、検察だけでは不十分と主張、それが認められて法務大臣の諮問機関の第三者機関で行われることになり、弁護士会からも前会長を委員になってもらっているが、検察の改革はもちろんだが、捜査の可視化など制度的な改革が必要」などと訴えていました。



posted by wbs at 23:05| Comment(0) | あちこちの話
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