2010年12月15日

杉谷昭子と弦楽四重奏団

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「杉谷昭子とライプツィヒ・ゲヴァントハウス弦楽四重奏団 “室内楽の夕べ”」が15日、和歌山市民会館小ホールでありました。会場は満席、杉谷さんの激しく伸びやかなピアノ演奏とドイツの一流の弦楽四重奏団によるシューマンの「ピアノ五重奏曲 変ホ長調 」は秀逸でした。


 和歌山市出身で世界的なピアニストで知られる杉谷昭子さんは、今年春から和歌山放送クラシック音楽番組「杉谷昭子 音楽の宝石箱」(毎月第一土曜日夜9時から10時)にパーソナリティーとして出演していただいています。
 杉谷ファンクラブ全国の会長、杉谷昭子和歌山後援会会長で、岡畑興産株式会社社長の岡畑精記さんが今年3月、和歌山市野崎の自宅内に音楽ホール「緑風舎」をオープン。スタンウエイのピアノ開きで杉谷さんが演奏されるのを初めて聞く機会がありました。
 その後、その緑風舎で、やはり和歌山出身で世界的に活躍中の箏曲家の西陽子さんやピアニストの宮下直子さんらとコラボした演奏会を聞くぜいたくを満喫させていただきましたが、数百人のホールでの演奏会は初めてです。
 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス弦楽四重奏団は1809年創立と歴史と伝統を誇るグループ。これまで何度も共演しているとあって息もぴったりで、杉谷さんの才能がさらに輝いて見えました。

 プログラムは、モーツァルトの弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調 K.458 「狩」
シューベルトの弦楽四重奏曲第13番 イ短調 Op.29,D.804 「ロザムンデ」。
最後に杉谷さんが加わり、シューマンのピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44という趣向。まさに「演奏者が心で響かせあい作り出す音楽の極致」といされる室内楽の楽しさ、感動を与えてくれる演奏となりました。


posted by wbs at 22:10| Comment(0) | 和歌山を歌の街に
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