低音の独特な甘い声で人気のあった俳優の細川俊之さんが、自宅で転倒、硬膜下血腫のため14日未明亡くなりました。まだ70歳の若さです。
細川さんとは、私は直接お会いしたことはありませんが、2007年(平成19年)8月から9月に和歌山放送が制作・放送した防災特別番組「A Living God・生ける神」に出演=写真=していただきました。
その際、スタッフから、ローカル局の申し出を気持ちよく受けてくださり、小泉八雲こと、ラフカディオ・ハーンが書いた浜口梧陵の伝記「生ける神」を迫真の演技で朗読していただいた経緯とその温かい人柄を聞いていただけにその突然の死は残念でなりません。
心からご冥福をお祈りいたします。
□和歌山放送ニュース再録
◎「生ける神」特番で朗読・俳優の細川俊之さん死去
映画やテレビドラマのほか、ラジオ番組の甘い語りなどでも人気のあった俳優の細川俊之(ほそかわ・としゆき)さんが、硬膜下血腫のため、きょう(14日)未明、亡くなりました。70歳でした。 細川さんは、2007年(平成19年)8月から9月に和歌山放送が制作・放送した防災特別番組「A Living God・生ける神」に出演し、小泉八雲(こいずみ・やくも)こと、ラフカディオ・ハーンが書いた広川町(ひろがわちょう)の偉人・浜口梧陵(はまぐち・ごりょう)の伝記「生ける神」を迫真の演技で朗読しました。
細川さんは福岡県北九州市出身で、学習院大学を中退後に文学座に入り、「八代将軍吉宗」「ムー一族」など数々の映画やテレビ、コマーシャルなどに出演し、二枚目から三枚目まで幅広い役柄を演じ分けたほか、FMラジオ番組「ワールド・オブ・エレガンス」でも、甘い声のナレーションでリスナーを魅了しました。
2004年からは大阪芸術大学・演技演出科教授にも就任し教壇に立ったほか、2007年には、8月から9月にかけて和歌山放送で制作・放送した防災特別番組「A Living God・生ける神」に出演し、安政の大地震による津波から村人を救った広川町の偉人・浜口梧陵の生涯をつづった小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの伝記「生ける神」を、迫真の演技で朗読しました
(2011年1月14日(金) 19:23)