(地元でのお祝いの会にお礼を述べる東尾夫妻と理子さん）
和歌山県の箕島高校出身でプロ野球西武ライオンズの名投手・監督として活躍した東尾修さんの野球殿堂入りを祝う会が２３日、和歌山市のダイワロイネットホテルで開かれました。会には、箕島高校野球部の同僚やＯＢや県内外の約３００人が出席したほか、東尾さんの一人娘でプロゴルファーの東尾理子さんと夫でタレントの石田純一さんも駆けつけ、祝いの席は華やかなものとなりました。
（鏡開きは、箕島高校野球部21期生のメンバーがかってのユニホーム姿で行われました）
（最近スポーツキャスターとしても活躍中の東尾理子さんと夫でタレントの石田純一さんも司会者のインタビューを受けて会場の注目を集めました）
（壇上に飾られた野球殿堂入りの東尾さんのユニホーム）
（甲子園でベスト４の栄光の箕島高校野球部２１期生とその箕島と激闘の末、東尾さんの３年生の夏の甲子園を阻止して県大会優勝を果たした星林高校野球部のメンバーによるトークタイムも行われた）
東尾さんは、箕島高校が甲子園に初出場した１９６８年のエースで、ベスト４の成績を残しました。同じ年のドラフト会議で、当時の西鉄ライオンズ、現在の西武ライオンズに入団しました。以後、通算２５１勝をあげるなど選手・監督として活躍し、昨年日本のプロ野球などで大きく貢献した人をたたえる「野球殿堂入り」を果たしました。
祝賀会で東尾さんは「仲間やＯＢが地元でこうしたアットホームな祝賀会を開いていただき、地元には本当に感謝している。私がいまここに立っているのも、当時の尾藤公監督が箕島高校に誘ってくれたからこそです。この席に体調が悪く出席していただけなかったのが残念です」と喜びを語り、恩師への感謝の言葉を述べていました。
会の最後には、闘病中の尾藤さんからお祝いの声のメーセージが流されました。
尾藤さんは恩師として「当時甲子園に一緒に行く夢を語り合ったが、その後プロ野球で活躍し、野球殿堂入りすることは想像も出来なかった。本当におめでとう」とお祝いを述べた後、「そこまで活躍できたのは、多くの人の支えがあったことを忘れないで欲しい」とも述べられたのが印象的でした。
東尾さんは、「尾藤さんの言葉、気持ちはしっかり受け止めました。和歌山から今後野球殿堂入りするのは、尾藤さんをおいてほかにない。ぜひ元気でいてほしい」と話されていました。
また東尾さんは、式典前の会見や祝賀会の冒頭のあいさつで４年後の「紀の国和歌山国体」についても触れ「東京に住んでいるのでこちらから言うのもなんですが、私で役に立つのなら是非協力したいので声をかけてほしい」と話しており、今後地元での活躍も楽しみです。
会場は、テレビでおなじみの理子さんが夫の石田純一さんとともに駆けつけたため、パッと花が咲いたような明るさ。一緒に記念撮影を望む参加者が絶えず父親以上？の活躍ぶりで、その笑顔がさわやかで印象的でした。
□和歌山放送ニュース再録
◎東尾修さんの野球殿堂入りを祝うパーティー開かれる
プロ野球西武ライオンズで選手・監督として活躍した旧吉備町出身の東尾修（ひがしお・おさむ）さんの野球殿堂入りを祝う会が、きょう（２３日）和歌山市内のホテルで開かれ、ＯＢや県内外の著名人らおよそ３００人が出席しました。
東尾さんは、箕島高校が甲子園に初出場した１９６８年のエースで、ベスト４の成績を残し、同じ年のドラフト会議で、当時の西鉄ライオンズ、現在の西武ライオンズに入団しました。以後、通算２５１勝をあげるなど選手・監督として活躍し、現在は野球解説などをつとめています。そして去年（２０１０年）、日本のプロ野球などで大きく貢献した人をたたえる「野球殿堂入り」を果たしました。
祝賀会を前にした記者会見で、東尾さんは「尾藤監督をはじめ、仲間やＯＢとの出会いなど、地元には本当に感謝している。」と喜びを語り、４年後の「紀の国和歌山国体」について「私で役に立つのなら是非協力したい。仲間に田舎を大事にせぇ、と言われていますので。」と話しました。パーティーには、東尾さんの一人娘でプロゴルファーの東尾理子（ひがしお・りこ）さんと夫でタレントの石田純一（いしだ・じゅんいち）さんもお祝いに駆けつけ、父・修さんの現役時代の映像を懐かしそうに見ていました。
ところで和歌山県から野球殿堂入りしたのは、東尾さんが６人目です。
（2011年1月23日(日) 16:41）
