和歌山県内の各市町村の小中学生がタスキをつないで健脚を競う恒例の「和歌山県市町村対抗ジュニア駅伝」が20日、県営紀三井寺陸上競技場から県庁前までの10区間21・1キロのコースで行われました。
私もスタート地点の県営紀三井寺陸上競技場での開始式からゴールの県庁前まで応援に行ってきました。今年は10回目という節目で、大会が定着してきたこともありますが、仁坂吉伸知事が開始式のあいさつの中で「4年後の紀の国わかやま国体では、今日出場の皆さんが郷土代表選手として和歌山男女総合優勝の一翼を担って欲しい」と励ましておられたように、各自治体が紀の国わかやま国体(2015年)に向けて、「体力をアップさせて優秀な選手を育てよう」という意欲と緊張感が感じられる大会となりました。
今年残念だったのは、北山村が参加していないことですが、それでも県内29の市町村の代表チームと和歌山市や海南市などの14のオープン参加のチーム合わせて43チームが出場。スタートとゴール地点はもちろんコースの沿道には、各市町村から父母や先生、各首長以下自治体や教育委員会の関係者がバスやマイカーで集結、のぼりや旗を掲げて盛んに「わがまちの代表ランナー」を応援していました。
和歌山放送では、ほぼ全社員従業員が出てこの模様をラジオはもちろんユーストリームの映像でも実況中継しました。
□和歌山放送ニュース再録
◎市町村対抗ジュニア駅伝、和歌山市2年ぶり4度目の 優勝
早春の和歌山市内を小中学生がタスキをつないで健脚を競う「和歌山県市町村対抗ジュニア駅伝」がきょう県営紀三井寺陸上競技場から県庁前までの10区間21・1キロのコースで行われ和歌山市が2年ぶり4度目の優勝を果たしました。 10回目の節目の大会となった今年は、北山村を除く県内29の市町村の代表チームと和歌山市や海南市などの14のオープン参加のチーム合わせて43チームが出場しました。レースは午前11時に県営紀三井寺陸上競技場をスタートし、和歌山マリーナシティ、和歌浦海岸通り、中央卸売市場前などを経て県庁前にフィニッシュする10区間21・1キロのコースで争われました。
レースは和歌山市と田辺市がトップ争いをする展開となりましたが最後は、和歌山市が田辺市を振り切って1時間10分19秒のタイムで2年ぶり4度目の優勝を果たしました。2位は田辺市で1時間10分34秒、3位は海南市で1時間10分44秒、4位は紀の川市で1時間10分53秒5位は去年優勝の御坊市で1時間12分36秒と連覇はなりませんでした。優勝した和歌山市のアンカーで中学生男子の出口善崇(でぐち・よしたか)選手は「とても嬉しいです。チーム全員の気持ちは優勝しかありませんでした」と喜びをかみしめていました。 きょうの和歌山市は雲は広がったものの、気温は平年並みで風もなく、駅伝日和に恵まれました。
沿道には選手の家族や市民らが詰めかけ、タスキをつないで走る選手に拍手や声援をおくりました。
(2011年2月20日(日) 13:07 )