(南方克己・和歌山南ロータリークラブ会長=中央と橋本忠美・50周年記念事業実行委員長=右、から表彰状と副賞を贈られる「最優秀な名付け親賞」の石田葵さん)
(表彰される「最優秀名付け親賞 仔馬」岩倉茉那さん=左)
(「よしむね」に決まったオスのミニホース)
(「あおい」と名付けられたお母さん馬と子馬の「和歌馬(わかば)」ちゃん)
和歌山城動物園にミニホース寄贈は、和歌山南ロータリークラブが、創立50周年の記念事業のひとつとして、子どもたちや家族連れが動物との触れ合いを通して豊かな心を育んでもらい、同時に和歌山城、動物園の活性化で観光客や元気を取り戻してもらおうと願って行ったものです。
少しやんちゃなオス2歳(茶色)と、おとなしく上品なメス4歳(白)のペアで、昨年11月23日の和歌山放送のラジオまつりで初披露、名前を公募したところ、約1500通もの応募がありました。
この3月には、メスのかわいい子馬が生まれるという“誤算”もあり、親子3頭と動物園が城内で使う作業車1台がこの日寄贈されました。ネーミングの発表表彰式では、親子3頭が初お目見え、生後1ヵ月半の子馬は子どもたち大人気でした。また、作業車はミニホースのキャラクターデザインが側面に装飾され、ロータリークラブが作った「ミニホースの歌」を流しながら城内を走るといい、楽しみです。
さて肝心の名前ですが、応募総数1436件の中から選考の結果、「最優秀な名付け親賞」は、和歌山市在住の4歳の石田葵さんで、「よしむね」「あおい」に決定しました。
また「最優秀名付け親賞 仔馬」は、和歌山市在住の9歳、岩倉茉那さんの「和歌馬(わかば)」に決定、いずれも表彰状と副賞が贈られました。
また「元気」「空」、「天真」「爛漫」など入賞者は8人、最多応募の名前は、「ココア」「ミルク」(76件)で、うち2人が特別賞を受け、計12人に表彰状と感謝状が贈られました。
名前の応募殺到やこの日の子どもたちの人気ぶり、目の輝きを見ていると、「タマちゃん」ではありませんが、子どもたちが和歌山市内やお城にもアイドル的な動物の存在をいかに期待しているかがわかります。全国でも3ヶ所しかないお城内の貴重な動物園。眠っている宝物をもっと利用してもらおうというNPOも活動しています。
国の史跡という制限はあるでしょうが、今後「よしむね」「あおい」「わかば」の親子3頭のミニホースはもちろんですが、子どもの日などさまざまな行事に、動物園の動物たちも参加、お城のあるコーナーを囲んで放し飼いにしたり、馬車を引いたり、もっと子どもたちと触れ合う機会を作ってワカヤマの魅力アップを図っていくべきではないでしょうか。
□和歌山放送ニュース再録
◎第40回子どもなかよしまつり(写真付き)
こどもの日のきょう(5日)、恒例の「子どもなかよしまつり」が和歌山市の和歌山城周辺で開かれ、すがすがしい晴天のもと、大勢の家族連れがアトラクションやブラスバンドの演奏で楽しく過ごしました。

ことし(2011年)で40回目を迎えた子どもなかよしまつりは、子どもたちの健やかな成長を願って、和歌山市と和歌山市教育委員会、それに和歌山市青少年育成市民会議が開いているものです。会場の和歌山城砂の丸広場には、和歌山城一周スタンプラリーやビンゴゲーム、ジャンケン大会が行われたほか、おもしろ自転車やミニSL、地震体験車なども用意され、子どもたちが思い思いに体験していました。自転車体験コーナーへ遊びに来ていた和歌山市貴志(きし)地区の家族は「仕事の都合できょうだけ休みが取れて家族で遊びに来ました。天気も良くて楽しめました」と笑顔で話していました。

また「子どもなかよしまつり」と併せて、城北(じょうほく)小学校から本町(ほんまち)、公園前にかけての表通りで「第39回和歌山音楽大行進」も行われ、ボーイスカウトとガールスカウト、市内の保育園や小学校、それに県内や県外の中学校・高校の吹奏楽部など36団体、およそ2500人が参加して、マーチング演奏やダンス、バトントワリングを披露して、パレードしました。このうち、公園前交差点では、特別演奏として、大阪桐蔭高校のブラスバンドが、東日本大震災で和歌山市へ避難している被災者や大勢の市民から贈られる手拍子のなか「見上げてごらん夜の星を」や「銀河鉄道999」などのポピュラーな曲を軽快に演奏しました
(2011年5月5日(木) 18:40)