

2015(平成23)年に和歌山県で開催される「第70回国民体育大会(紀の国わかやま国体)」の和歌山県準備委員会・第5回総会が7日、ホテルアバローム紀の国で開かれました。国体開催に向け@県民全員が参加するみんなの国体A人と地域が躍動する国体B和歌山のぬくもりと感動がつまった国体-の3点に重点を置いた県民運動基本計画を決定しました。
和歌山県では、先月22日に天皇皇后両陛下をお迎えして植樹祭を無事終了したばかり。紀州犬をモチーフにしたマスコットキャラクターも決まり、国体準備がいよいよ本格始動という感がします。
総会では、実行委員会会長の仁坂吉伸知事が、和歌山県の競技力向上に触れ「日本を代表するような優秀な選手が和歌山から育ってきているが、国体の総合成績はまだ37位です。各競技団体とも自覚を持ってがんばってほしい。持てる力を結集すれば再び1位になれる」と目標を高らかに宣言したことが印象的でした。
なかなかハードルの高い目標ですが、国体開催をきっかけに和歌山から各競技で全国レベル、いや五輪レベルの名選手が育つと想像すると楽しみです。
□和歌山放送ニュース再録
◎「紀の国わかやま国体」マスコットキャラクターは紀州犬(写真付き)
(2011年6月7日(火) 17:20 )
4年後(2015年)に開催される「紀の国わかやま国体」のマスコットキャラクターが紀州犬に決まりました。これはきょう午後開かれた和歌山県準備委員会・第5回総会で決まったものです。名前は一般からの公募で決められます。

「紀の国わかやま国体」のマスコットキャラクターは、47の個人や団体から102点のイラストの中から国体準備委員会が選考しました。和歌山ゆかりの紀州犬をモチーフにしていて、白い体の胸の部分に和歌山の自然を連想する緑色で、和歌山の頭文字「W」のマークが書かれています。名前は今後一般から募集して決めるということです。このほか、総会では、国体準備委員会の昨年度(2010年度)の事業と収支決算や、今年度(2011年度)の事業計画と予算内容、大会の会期を2015年9月26日から10月6日までか、10月3日から10月13日までのいずれも11日間の日程で行う事、そのほか、業務方針や運動基本方針などが報告され、すべて承認されました。実行委員会会長で和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「日本を代表するような優秀な選手が和歌山から育ってきているが、国体の総合成績は37位と芳しくないので、1位に押し上げる事が準備委員会の今後の大事な仕事だ」と奮起を促しました。