
(あいさつをする由良登信・和歌山弁護士会会長)
和歌山市四番丁5にある和歌山弁護士会館の増築・改修工事がこのほど竣工、13日夕同会館で関係者約百人が参加して披露の会が開かれました。開会のあいさつで和歌山弁護士会の由良登信会長は「新しい活動の拠点が出来たのを機に、基本的人権を擁護し、社会正義を実現を目指すという弁護士の使命を自覚し一層弁護士活動に励みたい」と決意を述べました。
和歌山弁護士会では、現在121人と会員が増えていますが、96年3月に建設した現会館が手狭になったため、駐車場に利用していた会館南側に昨年6月から増築するとともに現会館の改修工事を進めていました。工事で業務も一時仮会館へ移転していましたが、12日から新装の会館に戻っています。
式には、会員のほか金子順一・和歌山地裁・家裁所長、原島肇・和歌山地検次席検事ら法曹関係者を中心に各界から多数が参加。和歌山弁護士会の岡本浩・会館増築等検討委員会委員長は、「91年にここの土地を取得して96年年に現会館が竣工したが、当時は会員数57人だった。それ以前は、裁判所の一角を間借りして弁護士会活動をしていた。新装の会館を十分活用してほしい」と感慨深げでした。