
(主催者あいさつをする近畿運輸局の平地俊司和歌山運輸支局長)

(和歌山海上保安部表彰を手渡す今井丈二・和歌山海上保安部長)
毎年恒例の「海の日」表彰式典(近畿運輸局和歌山運輸支局、和歌山県海運協会主催)が19日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で行われました。
「海の日」は、海の恩恵に感謝するとともに海洋国日本の繁栄を願う日として15年前(1996年)に国民の祝日として制定され、長年、海の安全や港湾の振興に功績のあった個人や団体を表彰しています。
「四方を海に囲まれた海洋国家の日本は、生活、文化、産業と海と深く関わってその恵みを受けて発展してきました」。平地俊司和歌山運輸支局長は、主催者あいさつの中で、海の重要性を強調されていましたが、まさにその通りで、今年は特に胸に響いてきます。
今年3月11日の東日本大震災と大津波では、皮肉にもその怖さも含めてわれわれ日本人が海に囲まれて生きていることを改めて思い知らされました。海上物流、防災対策から海洋レジャーまで、ハード、ソフト両面から、海洋国家のあり方、海の重要性を再認識する時なのかもしれません。
□和歌山放送ニュース再録
◎平成23年度「海の日」表彰式典
(2011年7月19日(火) 15:19 )
長年、海の安全や港湾の振興に功績のあった個人や団体を表彰する今年度(23年度)の「海の日」表彰式典が、きょう(19日)、和歌山市で開かれました。
これは、15年前(1996年)に制定された「海の日」を記念して、国土交通省和歌山運輸支局と和歌山県海運協会が主催しているものです。
ことし(23年)は、海の安全や環境美化、それに港湾の振興に功績があったとして、永年勤続の国土交通大臣表彰に南海フェリー株式会社の川野泰さんら3人が選ばれたほか、永年勤続や事業功労、それに一般旅客定期航路事業無事故の近畿運輸局長表彰に8人と2つの事業者が選ばれました。 また、和歌山海上保安部長表彰には4人が選ばれました。表彰式典は、きょう(19日)午前10時半から、和歌山市のホテルアバローム紀の国で行われ、受賞者に賞状が贈られました。このなかで、受賞者を代表して、船員永年勤続で国土交通大臣表彰を受けた南海フェリーの川野泰さんは、「受賞の感激を忘れず、さらに精進して、これからも海事産業の発展に尽くしたい。」とお礼の言葉を述べました