2011年07月31日

F1レーサーへの夢へまっしぐら 白石勇樹君

11白石勇樹君.jpg

「夢は見るものでなく、叶えるもの」。
 女子サッカーのなでしこジャパン(日本代表)の主将・澤穂希選手が、女子ワールドカップドイツ大会で優勝した後、インタビューに答えていた言葉です。若者が夢を追う姿は素晴らしいものですが、和歌山にもいましたそんな若者が。和歌山県橋本市出身のレーシングドライバー、白石 勇樹君(22)です。世界でも20人というF1レーサーになりそこでグランプリを獲得するというでかい夢を追っかけてまっしぐらという若者です。
 白石勇樹君と2.jpg
 
 今年6月、AFR(アジアフォーミュラルノー)に参戦、日本人としては初めて優勝し注目を集めました。
AFRは、中国(上海、広州など)、マレーシア(セパン)で年間12戦行われ、F1レーサーを目指す若者が世界から終結しています。ここでシリーズチャンピオンを獲得するとさらに上のGP3、もしくはさらに上のユーロF3でエントリーできる条件がつくそうです。
 現在AFRに参戦しているのは白石君ら2人、その上ではユーロF3に1人、最高峰のF1では、小林可夢偉選手だけ。目標の最高峰まで7-8合目というところまできています。

 先日、知人の紹介で和歌山放送を尋ねてくれて初めてその存在を知りましたが、「夢を追っかけてまっしぐら」という澄んで輝いた目が印象的でした。しかし夢の実現のためには、経済的にも大変で、スポンサー、サポーター探しも夢実現の大きな力となります。多くの県民の方に、世界に出て夢を叶えようとしている若者の存在を知って欲しい、とラジオにも出演してもらい、私の所属する和歌山南ロータリークラブでも卓話をお願いしました。
 世界の晴れ舞台での白石君の夢の実現を県民挙げて祝える日が来るようにぜひとも多くの皆さんに応援をお願いします。

 白石君は、5歳の頃、3度F1ワールドチャンピオンとなったブラジル人レーシング・ドライバー、アイルトン・セナの勇姿をみてF1レーサーを目指したそうです。7歳からモトクロスを始め、14歳のときから、本格的にレーサーになるため、高校3年間はレース資金500万円をためるため両親の反対を押し切ってアルバイト。18歳で鈴鹿レーシングスクールに入校、翌年から4輪レースにデビュー、今回のAFR参戦は、国内レースでの活躍を見たフィンランド人の監督が呼んでくれて実現したのだそうです。
 彼の計画では、25歳でF1デビュー、27歳でワールドチャンピョンを獲得することを目指しています。
 その夢を語る目は真剣です。

posted by wbs at 23:54| Comment(0) | 和歌山元気印
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。