2011年08月10日

感動の佐藤しのぶコンサート

佐藤しのぶP.jpg

 9日夜、佐藤しのぶさんの和歌山市民会館大ホールでのコンサートを観てきました。題して「佐藤しのぶ プレミアム・コンサート 歌は祈り〜歌を抱きしめあなたの街へ〜 」。ピアノ一人と歌うのは佐藤さん一人。しかもマイクなしですが、その華のある存在感と歌声は圧巻でした。約1500隻は満員。会場は、全身全霊で歌う佐藤さんのオーラに包まれ、感動のひと時を共有しました。 前半は、童謡などなつかしい日本の歌。この日は長崎原爆の日であることに触れながら、音楽の師・団伊玖磨さんが、戦争で瓦礫の山と焦土となった日本の復興と平和を祈って作った曲「花のまち」でスタート。「うみ」「ふるさと」「赤とんぼ」などの後、最後は戦争で父を失った沖縄の少女の悲しみを歌った「さとうきび畑」で終わりました。
 後半はいよいよオペラ。イタリアのオペラの代表的な作曲家G.ヴェルディとG.プッチーニの「アイーダ」や「蝶々夫人」など計4曲を、イタリアから呼んだステファノ・アダッボのピアノで熱唱しました。
 日本にオペラ、声楽を広めた第一人者の全身全霊で歌うオペラの歌声は会場を圧し、会場に感動が広がりました。
 また気さくなおしゃべりも魅力的で、オペラ『蝶々夫人』からの「ある晴れた日に」や「かわいい坊や」をそのわかりやすい解説付きで聞けるわけですから、何度も聞いているオペラも初めて心に沁みて腑に落ちた感さえありました。
 また、マイクを使わないことに触れながら、「この体と心で全身全霊で歌って、会場の方と感動を共有したい。水泳の北島選手が訓練で0・何秒を世界の選手と争っているように、私もこの声量を維持するため毎日練習を欠かさないのですよ」という趣旨をのことを話されていたのが印象的でした。
 また森英恵さんデザインの蝶をあしらった豪華なドレスなどその美貌とスタイルも魅力的で完璧でした。
 アンコールでは、「アベ・マリア」(シューベルト)やカンツォーネも聞きことができました。本物の音楽と佐藤さんの愛に満ちた人柄まで触れることができ心が豊かになるのを実感する夜となりました。
ありがとうございました!
 
posted by wbs at 07:13| Comment(0) | お気に入りの音楽
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