2006年01月08日

和歌山放送情報懇談会

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(和歌山放送情報懇談会で基調講演する二階俊博経済産業大臣)

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(討論会では今年こそ連携して和歌山を活性化しようという具体的な議論で盛り上がった)
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(会場を埋めた参加者は最後まで二階大臣の講演と討論に熱心に耳を傾け、熱気に溢れていた)

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(懇親会では、二階大臣やパネリストを囲み、交流の輪が広がった)

 

二階俊博経済産業大臣をお迎えして第66回和歌山放送情報懇談会を7日ダイワロイネットホテルで開催しましたところ、新年早々しかも午前中小雪が舞い散る厳しい寒さの中にもかかわらず会員の皆様のほか県経済団体や大手企業のトップ、県内各市町村の首長さんら各界を代表する方々約250人が参加してくださいました。また二階大臣の「和歌山新時代への提言−今求められているもの」と題した基調講演はもちろん、大臣を囲んでのパネルディスカッション「どう描く・和歌山新時代」、さらにはパーティーまでほとんどの参加者が残って交流や懇親の輪が広がり、「今年こそ和歌山を元気にしたい」「県政財界が一致団結して盛り上げよう」という熱気に溢れ大盛会でした。超過密スケジュールの中、無理な注文に応じていただいた二階大臣やパネリストの皆さん、参加してくださった全ての皆さんに心から感謝申し上げます。パネリストは、二階大臣のほか木村良樹知事、大橋建一和歌山市長、小田章和歌山大学学長、和歌山商工会議所会頭の島正博・島精機製作所社長と私中島耕治和歌山放送社長の6人。コーディネーター役は、当社の中村栄三報道制作局長が勤めました。
 二階大臣は、昨年11月の第3次小泉政権で主要閣僚の経済産業大臣に就任されましたが、APEC,WTOなど海外を駆け巡っておられ超多忙。今回の日程も海外主張に向かう飛行機のタラップから携帯電話でOKの返事を頂くというような状況でした。またパネリストの皆さんも多忙なスケジュールを押して参加いただいたもので、綱渡りのような調整でようやく実現したものです。
 大臣就任後、本格的な和歌山での講演は初めてということもあり注目されましたが、全国的には景気が上向きになってきたもののまだまだ浮上せずに苦しんでいる中小企業と地方に重点を置き、具体的な達成目標を定めた「新経済成長戦略」を5月をめどに早急に策定していること▽和歌山大学に全国初の観光学部設置を平成19年度をめどに進めること▽備長炭や梅干しなど和歌山ブランドを海外に売り込むことーなど“特ダネ発言”がいっぱい詰まっていました。
 また、県庁職員を経済産業省に派遣して県と国の風通しをよくするアイディア、提言などもあり、現在地方行政の構造改革に取り組む木村知事、大橋市長、さらには大学改革を進める小田学長と和歌山浮上策について熱心な議論が交わされました。また、国内よりイタリアのフアッション界など海外のほうが有名な世界的な企業を創業した島社長は、「想像力で県の魅力を創造しよう」「こんな時代だからこそ愛と元気などの気を大切に」と重みのある発言で参加者の注目を集めました。
 懇談会の内容は、毎日新聞が8日付けの朝刊地域面で報道してくれていましたが、速報だけでではもったいない内容ということで、今回放送と新聞のコラボが実現しました。
 その詳細は今月29日(日)、毎日新聞は地域面の特集で、和歌山放送も同日正から午後2時までの2時間の特別番組で放送します。ご期待下さい。
 和歌山の活性化については、地元メディアとしての和歌山放送にも大いに責任があると私は考えています。放送界、中でもラジオ局は「放送と通信の融合時代」と大変な激変期を迎えていますが、和歌山放送では昨年来、ローカル放送局の原点である地域密着路線を徹底して、和歌山での出来事、催し、元気のある企業、人、話題にこだわって、生活応援放送局の役割を強めています。
 その一方でインターネットなど通信の飛躍的な進歩の時代に即応するため、「ラジオだけ」という放送局から脱却して、今回のように地元メディアならではの懇談会やタイムリーな文化事業、企画などを積極的に展開、インターネットを活用して音ともに写真や映像、番組ごとのブログなどで和歌山の良さを全国、世界ににも発信していく「地域の情報文化発信センター」を目指して改革を進めています。まだ道半ばですが、だいぶ元気が出てまいりました。
 私もこのパネルディスカッションに参加して大いに刺激を受けました。「和歌山の低迷、元気のなさは和歌山放送の責任」と、社員の意識改革を進めているところですが、幸い仕事好きの優秀な社員に恵まれています。創意(想像力と知恵は無限)をさらに磨きをかけ、誠意、熱意を持って、和歌山の「元気」を生産していきます。
 リスナーやスポンサーの皆さんのこれまでのご愛顧に感謝申し上げますと同時に、今後とも一層のご支援、ご鞭撻をお願いします。
posted by wbs at 12:28| Comment(0) | 和歌山放送のこと
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