2006年01月14日

阪神大震災11年特別番組

阪神大震災060114.jpg

(1月14日の毎日新聞夕刊2面に掲載された記事)

 14日の夕刊を深夜何気なく見ていると、毎日新聞の2面になんと和歌山放送が、ラジオ関西、ラジオ大阪と連携して17日に同時生放送する特別番組「1・17ラジオスペシャル 大阪湾岸の防災と私たちの暮らし」が大きく取り上げられていました。
  1月17日であの阪神大震災から11年目を迎えます。震災の記憶、後遺症がまだ消えない中、近い将来には南海、東南海地震が発生するのは避けられないとも言われています。
 そんな中、大阪湾岸に位置するラジオ関西(本社神戸市)、ラジオ大阪(大阪市)、和歌山放送(和歌山市)の中波ラジオ局3社(通称湾岸ネット)は、昨年9月1日の防災の日に全国でも初の試みとして「相互援助協定」を結びました。
 大地震などの災害時には、電気などのライフラインが切断されテレビが役立たない中、ラジオは大きな役割を果たさねばなりません。しかし、不幸にしてラジオ局そのものが被害を受け、放送設備に損害をこうむり、安否や避難の緊急情報や安全・安心の生活情報などが万が一送れない事態となれば、リスナーや県民の皆さんに義務を果たせないことになります。
 今回の3社協定は、阪神大震災直前、淡路島北部の岩屋にあった送信所を同島東部に移転したため、本社など大きな被害をこうむりながらも奇跡的に放送を続けられたという貴重な体験をしたラジオ関西さんの提案で実現したものです。
 大災害発生時、協定している3放送局のうち1局または2局が放送不能になった場合、残った放送局が代わって補完放送をするというものです。「何かあったらお互い様、全力でバックアップしましょう」ということです。
 17日(火)は午後1時から1時間の特別番組です。大阪湾を見渡す神戸ポートタワー最上階特別スタジオに3局のパーソナリティーらが終結、多彩なゲストも加わり陸海空の3元立体の生中継で、湾岸の津波対策、防災や危機管理対策などをリスナーに提供する計画です。
 災害はいつやってくるかわかりません。ぜひとも多くの方に聴いていただきたい番組です。
posted by wbs at 23:17| Comment(0) | 和歌山放送のこと
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