
(記念講演する竹中平蔵・総務大臣)

(記念祝宴でヴァイオリン演奏する澤和樹さん)

(祇園のきれいどころに扮してお礼の口上を述べる女性会の幹部)
和歌山商工会議所女性会(森下倭文子・会長、約70人)の創立40周年記念式典が1日、ホテルグランヴィア和歌山で盛大に開かれました。 昭和40年(1965年)9月、女性経営者の立場から、和歌山の商工業の発展に寄与することを目的に婦人会という名称で発足したそうです。
最近では和歌山大学観光学部設置の早期実現を求めて、1万5千人の署名を集め、大学や文科省に働きかけたパワフルな活動で知られています。創立40周年のテーマは「愛」。子どもたちをめぐる暗いニュースが相次いでいるときだけに「今一度、愛というものの意味の大きさ、深さを見つめ直し、女性という立場を活かしつつ、更に社会に貢献できる道筋を立てていきたい」(森下会長)という女性会の活動は今後も注目です。
記念講演した竹中平蔵総務大臣のお母さん(現在東京在住)もかってはこの女性会のメンバーだったといい「しっかりしゃべってきなさい」と言われたとか。
講演では「小泉改革で、総理が言われた言葉は、改革なくして成長なし、さらに民間で出来ることは民間で、などあたりまえのことをあたりまえにやろう、ということを言っているだけ。それでもこの日本ではあたりまえのことを言うと猛烈な反対を受ける。不良債権の処理、郵政民営化がまさにそうであたりまえのことをあたりまえにやって実現するとすぐ忘れてしまう。来年10月に郵便局は民間会社になるが、そうなると、和歌山城の横の一等地にある郵便局は、これまでは郵便と郵便貯金など限られた事業しか出来なかったが、今後はコンビニのように何でも売ることは出来きるし、活用の方法はいくらでもある。
あたりまえのことを、あたりまえのようにやる、という能力は日本では女性のほうが優れており、活用方法は女性会でも議論してほしい」と話していました。
祝宴でヴァイオリン演奏した澤和樹さん(ヴァイオリニスト、指揮者、東京芸大音楽学部教授)は、竹中大臣と同じ桐蔭高校卒の和歌山出身です。
料理も「地産地消」。本マグロの解体、マグロの生ハム、熊野牛と地元産にこだわり和歌山をみんなで盛り上げようよ、という女性会らしい気配りとパワーに溢れていました。