2006年04月05日

日産のトップが登場!和歌山放送情報懇談会

 和歌山放送情報懇談会第67回講演会が4日午後、和歌山市のアバローム紀の国で開かれ、日産自動車株式会社のCOO・最高執行責任者の志賀俊之さんが「日産の再生と成長」と題して講演、和歌浦出身のシンガーソングライター佐野安佳里さんのピアノ弾き語りミニライブもありました。
(4日の和歌山放送ニュースで既報、5日の毎日新聞地域面にも大きく掲載されています)


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「日産の再生と成長」と題して講演をする志賀俊之さん)


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(ピアノ弾き語りをする佐野安佳里さん)

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(カルロス・ゴーン氏が後継者に指名した日産トップの講演に会員の皆さんは真剣に
聞き入り、講演後は質疑応答も)

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(「いま最もタイムリーでインパクトのある企画は何か」
情報懇談会で様々な人が出会い、様々なコラボが生まれ、和歌山に元気が
出るきっかけになれば、という願いを込めて、私もひとことあいさつをしました)・念ずれば花開く 
 和歌山放送の情報懇談会も67回目を数え、会員やリスナーの皆さんがいま最も求める企画はなにか、と毎回知恵を絞っているのですが、今回は日産自動車の経営の最高責任者COO(最高執行責任者)の志賀俊之さんという素晴らしい講師をお招きすることが出来ました。
 昨春、カルロス・ゴーンさんから、経営を任されるという志賀さんの新聞記事を拝見、「和歌山出身」という一行に目がとまりました。「日産自動車の再生のドラマを是非語ってもらおう」。元新聞記者の魂がうずきだして、編成局の担当者に「ラジオでのゲスト出演をお願いしてくれ」と指示しました。「そんなこと言われても・・・」「無理ですよ」というのが返事でした。トップ就任1年後の今回も「講師できてもらえないか」あきらめない私に、担当者は当初は迷惑顔でしたが、社員の大方の予想に反して来ていただくことが出来ました。「何事も念ずれば花開く」と申しますが、まさに私としては、1年越しのプロポーズ、夢の実現で大変感激しています。
志賀さん本当にご多忙中ありがとうございました。

・カルロス・ゴーン氏が全幅の信頼をおいた後継者 
 ご承知のように日産自動車の再生、躍進は、カルロス・ゴーンさんの登場で、日本の企業もっと言えば日本の改革の象徴的な出来事でした。誰も無理と思われた「日産リバイバルプラン」を3ヵ年で実行、その後の「バリューアップ」計画をゴーンさんは「全幅の信頼を置いている」と言わしめた志賀さんに託しました。
 ゴーン改革は、私も記者時代、そして経営者になってからも何度か本を読ましていただきましたが、今日はまさにゴーン改革を最も身近に体験し、実践し、昨春からは日本のトップを任された当事者の生の話が聞けるわけですから、こんな贅沢な講演会はありません。

・青春の那賀高校時代。
 お父さんが和歌山の日産自動車に勤務していた関係で、和歌山市内で生まれ、新宮、打田町と転居、高校時代は打田町の自宅から那賀高校に通ったといいます。高校時代は元気のいい友人に恵まれた思いで深い青春時代だったそうで、この日の講演会開催前の控え室にも当時の同窓生が駆けつけ「やあ」「おう」と気さくに声を掛け合う姿も。恩師の話も出て、和歌山で国体が開催された当時、同級生数人で校内でドンちゃん騒ぎをしたのが見つかり、謹慎処分を受け、全校生徒が国体見学しているのに校内で勉強させられた、という隠れたエピソードも聞けました。
・「野心的な人物」は、気さくな人柄
 ゴーン氏が志賀さんを後継者に指名した際、抜てきした理由として「野心的な人物」と表した記事があったので、私もかなり緊張しました。予想に反して温厚気さくで周辺にも気遣う気配りの人という印象です。ただ誰よりも日産を愛し、どん底の時も体験しているだけに「二度とあんな苦しいことはしたくない」という静かな闘志、決意のようなものが漂う「ほんものの強さ」を感じました。
 それにしても私は仕事柄各界のトップと会う機会が多いのですが、一流の経営者、尊敬できるリーダー
には、共通の空気、雰囲気を感じます。
 温厚で腰が低く気さくです。固い決意と揺るがぬ実行力で社内では畏れられる存在と推察しますが、そんな意志力を秘めながらも外部や周辺には人一倍の気配り、配慮が出来る人が多いのです。志賀さんにも、そんな魅力を感じました。
 (余談ですがこれに対して行動や言葉に奇をてらったり、周辺や社員の前でいばったり、えらそうなことを言うトップ(最近で象徴的なのがホリエモン)は、そのときは栄華にあっても長続きしないマガイモンが多いのではないでしょうか。)

・出会いから何かが生まれる?

 これだけでも贅沢な会なのですが、今回は和歌浦出身のシンガーソングライターの佐野安佳里さん(現在東京在住)のミニライブもありました。一昨年のマルチメディア祭のテーマソングを聴いて素晴らしいな、と思い、何とか会員の方やリスナーの方に知ってもらいたいと思いで登場してもらいました。
 現在東京で修行中の身です。私はメジャーになっていく歌手と期待しています。情懇談会は、様々なジャンルの方の出会いが身上。コラボで何か新しいモノ、発想が生まれ和歌山の元気につながっていく、そんな場や機会を提供するのが地元メディア和歌山放送の役割と私は考えます。
新曲のデビューと新車のデビュー、会社やイベントのテーマ曲…そんな出会いがここから生まれればいいな・・・「念ずれば花開く」。またまたそんな夢を勝手に抱いています。
posted by wbs at 14:06| Comment(0) | 和歌山放送のこと
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