2006年10月20日

情報懇談会

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 和歌山放送情報懇談会(会員制)の第69回講演会が10月20日午後、ホテルグランビア和歌山6階ル・グランで開かれました。「対論―共生の原点高野山」と題して来月高野山真言宗総本山金剛峯寺の第412世座主に就任される松長有慶さんと、毎日新聞客員編集委員で和歌山放送のパーソナリティーとしてもおなじみの八木亜夫さんの異色の対談です。「座主とは」など八木さんのざっくばらんな質問、問題提起に松長さんが気さくにわかりやすい言葉で、高野山真言宗、密教、空海の世界、曼荼羅の精神、東洋と西洋の宗教の違いなどを、会員の方や参加者約100人に語りかけていただきました。対論の前にはこのパンフにあるように小林寛子さんのオーボエと土井昌美さんのピアノのミニコンサートもあり、精神世界を見直す対論と、素晴らしい癒しの音楽で充実した時間が持てたように思います。出演者の皆さん、参加者の皆さん、ご多忙中にもかかわらずご参加いただきほんとうにありがとうございました。

061020情報懇談会 114 (2)対論.jpg 情報懇談会は、タイムリーでインパクトあるものをと毎回知恵を絞っています。今年は1月早々に経済産業大臣に就任された二階俊博さんを中心にした和歌山活性化のシンポジウム、日産自動車の最高執行責任者の志賀俊之さん、和歌山の元気なモノつくり企業6社の社長さんと、和歌山の政治、経済活性化のテーマが多かったのですが、今回は、がらりと趣向を変えて高野山という宗教、精神世界がテーマとなりました。
 と申しますのも、来月11月15日に高野山真言宗総本山金剛峯寺の座主に松長有慶さんが就任されます。日本が生んだ最大のスーパースター、天才といわれる弘法大師、空海から数えて412代目。弘法大師の思想研究の第一人者であり、密教の思想の普及に勤められてきた方で、最も座主にふさわしい方です。マンダラブームの仕掛け人ともいわれる高名な宗教学者でもあり、学者の座主就任は今回初めてだそうです。対立候補も出ず周りからの推薦で久しぶりに選挙にならず就任が決まったと聞いています。
 就任直前にこうしたシンポに出ていただくのは異例のことで、無理を承知で出演をお願いしたところ快諾していただきました。貴重な時間をいただきほんとうにありがとうございます。
 お相手をしていただくのは、ラジオでもおなじみの八木亜夫(つぎお)さんです。毎日新聞社会部の大先輩でサンデー毎日の編集長を長年勤めるなど私が尊敬するジャーナリストです。
 政治経済から歌謡曲、演歌までその幅広い知識と記憶力には舌を巻くというか、感心させられます。高野山は新人の記者時代に連載取材のため何度も通われ、松長さんが大学長を勤められた高野山大学でも客員教授をされたこともあるとか。異色の対論、コラボで何が飛び出すか楽しみでしたが、期待以上の面白さでした。
 来月には、この模様を特別番組で放送する予定です。日程が決まり次第お知らせします。



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posted by wbs at 19:24| Comment(1) | 和歌山放送のこと
この記事へのコメント
放送で聞きましたが 小林寛子さんって
小林睦郎さんの娘さんらしいですね
親子揃って表舞台に出られたのを見たのは初めてです
Posted by ラジオ小僧 at 2006年10月26日 01:10
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