
大災害で被害を受け放送が出来なくなった時に相手の放送局から安全安心情報を放送してもらおうという相互援助協定を和歌山放送と四国・徳島県の四国放送が締結することになり、11日南海フェリーに乗って徳島まで行き四国放送で調印式を無事済ましてきました。
震災は忘れたときにやってくるといいます。阪神大震災でも、高速道路の高架部分がいとも簡単に倒壊したことが象徴するように何が起こるか予測がつきません。ラジオ局は、ライフラインのひとつとして被災状況のほか、安全、安心情報、生活情報を住民、リスナーの皆さんに素早く、正確に伝える重要な役割を担っています。今回の協定は、「万が一」「最悪の事態」に備えたもので、発動されないことを祈っていますが、こうした備えで、両社の社員の防災意識が高まり、日常の番組、ニュースに生かされていけばそれにこしたことはありません。
また、防災面に限らず日常の番組作りでも両社の社員が連携、番組やニュースの相互の乗り入れなど海を挟んで隣同士の両県の交流のきっかけとなればと願っています。□和歌山放送ニュース再録
◎和歌山放送と四国放送で大災害など緊急時の相互援助協定調印式
和歌山放送と徳島市の四国放送は、大災害によって通常の放送ができなくなった場合それぞれの放送局が臨時的に代替放送を実施する「大災害など緊急時の相互援助協定」をきょう11日に締結しました。
協定の調印式は、午後1時から徳島市の四国放送で行われ和歌山放送の中島耕治社長と四国放送の近藤守社長が協定書に調印しました。和歌山放送は神戸のラジオ関西、大阪のラジオ大阪、と同様の協定を結んでいます。新宮市の紀南新聞社とも同様の協定を結んでいます。
(2007-01-11 18:38)
