2007年06月10日

わかやまの底力・市民提案実施事業

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 わかやまの底力・市民提案実施事業の選考委員会が10日、JR和歌山駅地下のわかちか広場で行われました。この日は、「できることからすぐやる部門」の2時選考会で15グループ・団体が公開プレゼン方式で行われ、選考順位を決めました。
 私も6人の選考委員の一人として午前10から午後3時すぎまでの選考会に参加しましたが、いずれも環境問題や子育てや食育、和歌浦やぶらくり丁の活性化を目指す熱心な市民グループ、NPOの提案だけに甲乙つけ難く各委員さんも頭を痛め、ぐったりと疲れる一日でした。参加された市民の皆さん、市の担当者の方々ほんとうにご苦労様でした。
 ところで、この底力事業は、大橋市長の施策で、今回3年目を迎えますが、街の活性化に熱心に取り組む和歌山大学の学生ら常連のグループも多く、この2年間この事業を通じて市民、NPO担当者と市の担当者との間に「協働」の精神や行動が生まれるなど底力効果が出つつあるのも事実。しかし、市民の提案で、沈滞したワカヤマを活性化しようという意味ではまだまだという言い方も出来ます。
 ワカヤマの宝物である和歌浦やぶらくり丁を何とかしたいという提案は、毎年各団体から多数出てきます。今後は、市側がこうした市民側の提案、行動、運動、エネルギーをまとめたり、市民グループ同士のコラボや市担当部局とのコラボで誰の目にも「ワカヤマに元気が出てきた」という状況を作り出すことではないでしょうか。070610底力 043.jpg

□和歌山放送ニュースの再録

◎「わかやまの底力」公開プレゼンと二次選考
 市民グループを対象にまちづくりなどのアイデアを募り、公共性の高いものを和歌山市が支援する「わかやまの底力」の公開審査会が、きょう(10日)、JR和歌山駅地下のわかちか広場で行われました。
 これは、和歌山市が、市民のアイデアや意欲をまちづくりに活かすとともに公共サービスの担い手を育成しようと、2005年度から毎年実施しているものです。
 提案には、子育てや防災、それに、中心市街地の活性化などのテーマ部門と自由部門があり、50万円を上限に助成する今年度(2007年度)実施事業と150万円を上限に助成する来年度(2008年度)実施事業に分かれています。
 このうち、きょうは、今年度実施分の一次選考を通過した15件について、提案したグループの代表らが市民を前に、提案の理由や事業の内容を説明しました。続いて、審査員による二次選考会が行われ、和歌山ひがし子ども劇場が提案した、父親と子どもが食育をテーマに交流を図る「パパとつくろう!キッズアートクッキング」が1位に選ばれました。次いで、和歌浦地区防災会の「地域社会に密着した防災活動」が2位に、そして、文化創造グループの「夕暮れジャス&クラシック」と和歌山地理学会の「和歌山の城下町観光地図作成」が同点で3位などとなりました。来年度実施分の審査は、6月29日に行われます。和歌山市では、これらの審査結果をふまえ、採用する事業を決定することにしいます。
(2007-06-10 16:54)
posted by wbs at 19:16| Comment(0) | ディスカバーワカヤマ
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