2011年10月21日

第69回西日本経済同友会大会

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(ダイワロイネットホテル和歌山で開催された第69回西日本経済同友会大会)

 第69回西日本経済同友会大会が21日午後、和歌山市内の二つのホテルを会場に関西や中部、九州など西日本の18の地方の経済同友会の会員ら400人余が参加して開かれました。「地域発 新たな国づくり〜科学技術による減災と産業振興の可能性を探る〜」がテーマ。今年は3月11日に東日本大震災が発生、9月には台風12号による紀伊半島豪雨で大きな被害があった直後だけに、例年以上に真剣な議論が展開されました。



 会議は400人と大人数のため会場は昼の大会はダイワロイネットホテル和歌山で、夕方からの懇親会はホテルグランヴィア和歌山でと、二つの会場で開かれました。
 大会は、開催地の和歌山経済同友会の大桑堉嗣代表幹事のあいさつ、大会議長の関西経済同友会代表幹事の大竹伸一NTT西日本社長のあいさつに続いて、JAXA・宇宙航空研究開発機構の立川敬二理事長が「宇宙開発の新たな取組み」と題して講演。関西経済同友会代表幹事の大林剛郎大林組会長をコーディネーターに、和歌山県の仁坂吉伸知事らによるパネルディスカッション、最後には、和歌山経済同友会の樫畑直尚代表幹事が「西日本地域全体が一丸となって、減災技術の集積地域を目指すべき」「耐性の強い、回復力のある(レジリエントな)社会を構築するための減災と産業振興に貢献する科学技術の先進地域になり、日本経済を再び力強い成長の軌道に乗せようではないか」と高らかに呼びかける大会共同見解を読み上げました。
 ホテルグランヴィア和歌山での懇親パーティーでは、マグロの解体ショーや串本節のアトラクションなどがあり、和歌山特産のグルメやお酒コーナーが人気を集め、会場ではあちこちで交流の輪が広がっていました。

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(ホテルグランヴィア和歌山で開かれた懇親会パーティー)


□和歌山放送ニュース再録
◎和歌山市で西日本経済同友会大会(写真付)
(2011年10月21日(金) 19:26)



 関西や中部、九州など西日本の18の地方の経済同友会の会員らが集まる「第69回西日本経済同友会大会」が、きょう(21日)、和歌山市で開かれました。

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 今回は、ことし(23年)3月11日に起きた東日本大震災を教訓として、災害に備えた国づくりと未来を切り拓いていくため、「地域発 新たな国づくり〜科学技術による減災と産業振興の可能性を探る〜」をテーマに行われました。大会は、きょう(21日)午後1時から、和歌山市のダイワロイネットホテル和歌山で開かれ、西日本の18の地方の経済同友会の会員ら400人あまりが出席しました。
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このなかで、和歌山経済同友会の大桑堉嗣代表幹事は、「日本の持つ最大の資源は人材である。勤勉で優秀な人材が、現在の日本の科学技術を支えており、長年にわたって蓄積した科学技術の力を今こそ発揮するときだ。」とあいさつしました。
 続いて、関西経済同友会代表幹事の大竹伸一NTT西日本社長が、「日本が持続的な成長を続けるには、地域の特性や特長を活かした地域主権型社会へ移行することが必要だ。地域が持っている強みや地域力などを最大限に発揮して、地域振興や産業創出に取り組むことが重要だ。」と述べました。
 このあと、JAXA・宇宙航空研究開発機構の立川敬二理事長が「宇宙開発の新たな取組み」と題して講演したほか、関西経済同友会代表幹事の大林剛郎大林組会長をコーディネーターに、和歌山県の仁坂吉伸知事らが参加してパネルディスカッションが行われ、科学技術が地域の減災と産業振興のために果たすべき役割について活発な議論が交わされました。

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そして、大会の最後に、和歌山経済同友会の樫畑直尚代表幹事が「西日本が、耐性の強い、回復力のある社会を構築するための減災と産業振興に貢献する科学技術の先進地域になり、日本経済を再び力強い成長の軌道に乗せよう。」と大会共同見解を発表しました。


posted by wbs at 20:52| Comment(0) | 和歌山のできごと
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