(あいさつする福住の長谷川トシ子ママ、右は娘さんの久美子さん)
(会に華を添えた歌手の真奈尚子さんと)
「『福住』に感謝する会」が11日、和歌山市のダイワロイネットホテル和歌山で盛大に開かれました。長谷川トシ子ママ(85)の人柄、魅力を慕う各界の人々が集まり楽しいひと時を過ごしました。
(発起人代表のあいさつをする清水達三さん)
(前田孝道さん)
(乾杯の音頭は、発起人メンバーで弁護士の岩橋健さん)
(真奈尚子さんのライブも)
和歌山市北新4のスナック福住は、ママの人柄と上品でくつろいだ雰囲気によって地元の各界の人々をはじめ、他府県からも多くの有名人が訪れるなど和歌山の夜の名物スポット的な存在です。
約半世紀の続く「老舗」でもありますが、今年夏にはママが体調を崩され、閉店の意向を固められたようです。
このため常連のお客を中心に「長年のママの頑張りに感謝して、美しいフィナーレを飾るために、一時代を振り返る機会を持ちたい」との声が上がり、この日の集いとなりました。
発起人には、大橋建一・彰代・和歌山市長夫妻をはじめ日本画家で日本芸術院会員の清水達三さん、紀三井寺貫主の前田孝道さん、和歌山県立医大学長の板倉徹さんらそうそうたる人たちが集まりました。
発起人を代表して清水達三さんは、「私はあまりお酒は飲めないが、この福住でいろんな人と出会えた。ママは地唄舞はやられているが、人間国宝の吉村雄輝さんと二人で舞われた時はほんとうにきれいで感動しました。私はある時期美人画家と呼ばれており、一度はヌードを描かせてほしいと冗談半分で頼んでいたが、いまだに叶っていません」とユーモアたっぷりにあいさつ。
前田孝道さんは「行き詰ったりした時は、ママの人柄とにじみ出てくる言葉で何度も癒されました」と話されていました。
松尾和子の再来かと思わすような雰囲気を漂わせた歌手、真奈尚子さんのライブも素敵で、楽しい時間を過ごすことができました。