2012年02月03日

和歌山日米協会第6回総会

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(退任のあいさつをする佐谷勉氏)
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(新会長に選任されあいさつする樫畑直尚氏)

 和歌山日米協会の第6回総会が3日午後、和歌山市のダイワロイネットホテルで開かれ、役員改選で06年の創設以来会長を務められた佐谷勉氏(元ノーリツ鋼機社長)が退任、新会長にこれまで事務局長の樫畑直尚氏(株式会社南北社長)を選任しました。CIMG4882.JPG
(来賓としてあいさつする駐大阪・神戸米総領事館のパトリック・ジョセフ・リネハン総領事)
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(同志社大の村田晃嗣教授)
 総会では昨年8月着任した駐大阪・神戸米総領事館のパトリック・ジョセフ・リネハン総領事も来賓として駆け付けてくれました。、リネハン総領事は1988年の初来日以来、日本勤務は今回で3度目。日本食と日本酒を愛し、寅さんシリーズの映画や大相撲、プロ野球も大好きという日本通で、その話を楽しみにしていましたが、流ちょうな日本語で「初来日で初めて旅行したところが和歌山の高野山、今回も着任してすぐに東京のルース大使を高野山に案内するなど和歌山とは不思議な縁があります」とあいさつ。
 またフィンランドに留学して初めて自分の国の姿がよく見えたという体験に触れながら「日本の学生にどうしたら英語が喋れるようになりますか、とよく聞かれるが、まずミステイクを恐れず、英語を話すこと。そして外国に行くことが大切」と、日本語を学んだ際の失敗談を交えながらユーモアたっぷりに紹介していました。

 また、同志社大の村田晃嗣教授は「2012年の内外情勢」について講演。歴史的な眺望に触れる中で「9・11以降、中東に金と戦力を投下していたアメリカが10年ぶりにアジアに帰ってきた。あと10年、アメリカをアジア太平洋地域につなぎとめておくことがわれわれにとって重要な戦略的課題だ」と指摘した点が新鮮で、国際的な展望を視野にいれながらのその明快な語り口は、知的なシャワーを浴びるような快感を味わうことができました。
posted by wbs at 23:32| Comment(0) | 和歌山の各界トップ
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