
(防災特別番組に生出演する仁坂吉伸知事、右は中川智美アナウンサー)
東日本大震災から1年を迎えた11日、和歌山放送では、昨年9月紀伊半島を襲った豪雨災害からの復興や近く発生が心配されている東南海・南海地震の津波防災などについて考える特別番組を放送しました。
午前11時から午後2時まで3時間の番組では、開始から1時間、仁坂吉伸知事が生出演、紀伊半島豪雨の復旧の現状や今後の復興対策、さらには巨大地震や大津波に備えた県の防災対策、新年度の政策などを直接県民リスナーに訴えかけました。
和歌山放送では台風12号の豪雨災害を受け「WBS台風12号災害募金」を行っていますが、この番組開始前にその目録を仁坂知事に贈呈、番組内でも報告しました。
義援金を寄せていただいた県民、リスナーの皆様に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

(コメンテーターの和歌山大学防災研究教育センターの照本清峰・特任准教授=右、左は寺門秀介アナウンサー)
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(日高川漁業協同組合の前田豊温・参事)
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(県議会の東南海・南海地震等対策特別委員会の冨安民浩・委員長)
この日の特別番組は、新宮支局、田辺支局の3局を結んで行われましたが、本社4階のスタジオには、仁坂知事のほか、コメンテーターとして和歌山大学防災研究教育センターの照本清峰・特任准教授、、日高川漁業協同組合の前田豊温・参事、県議会の東南海・南海地震等対策特別委員会の冨安民浩・委員長らが生出演、それぞれの立場で貴重な体験や教訓、防災・減災の取り組みを訴えました。
□和歌山放送ニュース再録
◎WBS台風12号災害募金を県に贈呈
(2012年3月11日(日) 17:31)
台風12号の豪雨災害を受け、和歌山放送では「WBS台風12号災害募金」を行っていますが、きょう(11日)その目録を和歌山県の仁坂吉伸知事に贈呈しました。

和歌山放送では被災地での復興を支援するため3つの金融機関に口座を開設したり、会社内に募金箱を設置するなどして義援金を募ってきました。この結果、これまでに51万1,490円が寄せられ、きょう(11日)番組出演のため和歌山放送本社を訪れた仁坂吉伸知事に中島耕治社長が目録を手渡しました。和歌山県へ送られた義援金は、被災者の援助・復興の資金などに役立てられます。県では今月(3月)30日まで義援金を受け付けていて、引き続き広く協力を呼びかけています。
◎復興や津波防災考える特別番組
(2012年3月11日(日) 16:52)
東日本大震災から1年を迎えるきょう(11日)和歌山放送では、紀伊半島の豪雨災害からの復興や東南海・南海地震の津波防災について考える特別番組を放送しました。
番組では和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事を迎え、紀伊半島豪雨の復興対策や津波対策について県の新年度の政策を紹介しました。
新宮市の田岡実千年(たおか・みちとし)市長、那智勝浦町の寺本真一(てらもと・しんいち)町長を結び、復興や今後の津波防災への課題について議論しました。
また串本町では住民ら1200人余りが参加した「みんなの高速道路建設促進串本協議会」の決起集会の模様を伝え、田嶋勝正(たしま・かつまさ)町長は国道42号の代替道路となる高速道路の一日も早い着工を求めていくと決意を述べました。
このほか、豪雨災害の壊滅的な打撃から養殖施設を復旧させた日高川漁協の取り組みや県内各地の震災から1年の動きをリポートなどで伝えました。