昨年は、3月11日に東日本大震災、その約半年後の9月には紀伊半島を襲った豪雨で和歌山県にも大きな被害をもたらすなど大変な1年でした。
チャリティミュージックソンは「目の不自由な方、障害のある方へ通りゃんせ基金を」を合言葉に、毎年行っておりますが、東日本大震災、紀伊半島の水害に対しても義捐金を呼びかけており、正直恒例となっているチャリティミュージックソンへの影響を心配していました。しかし、各企業や商店、リスナー、県民の皆さんの心温まるご協力、ご支援でほぼ例年通り信号機などを贈れることになりました。
この日の運営委員会にも参加していただいた県警交通部交通規制課の稲田雅彦・課長補佐によると、県内の音の出る信号機の設置率は2割となり、全国一をキープできたそうです。
□和歌山放送ニュース再録
◎ミュージックソン基金で信号機など贈呈(写真付き)
(2012年3月14日(水) 16:27)
「目の不自由な方、障害のある方へ通りゃんせ基金を」を合言葉に、去年11月から今年1月末まで展開してきた「第26回和歌山放送ラジオチャリティミュージックソン」の基金運営委員会がきょう(14日)午後開かれ、和歌山県内に音の出る信号機2基のほか、福祉施設に教育機器を贈ることなどを決めました。

今回の募金総額は306万8847円で、第1回からの累計で1億6576万1349円となりました。今年度の基金の運用として音の出る信号機を和歌山市古屋(こや)の古屋西交差点と、西牟婁郡白浜町堅田の西越(にしごえ)交差点にあわせて2基、贈ります。このほか、日高郡日高川町の社会福祉法人和歌山県福祉事業団、作業所あおぎ園にDVDレコーダーなど、また和歌山県交通安全母の会連絡協議会に交通安全啓発用グッズをそれぞれ贈ることを決めました。
キャンペーンでは、趣旨に賛同を得た県内の事業所や量販店、商店などに募金箱を設置したほか、12月24日正午から25日正午にかけて24時間の特別番組を放送するなどして協力を呼びかけました。これで音の出る信号機の設置は96基となり、県内の音の出る信号機の設置率は2割と、全国一となっています。