4月1日に開業する南海電車の新駅「和歌山大学前」駅を記念して和歌山放送では第91回情報懇談会を30日午後、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開催、「和歌山大学前駅開業で描く地域の発展とまちづくり〜」と題したシンポジウムを行いました。
年度末の大変忙しい時期での開催でしたが、パネルディスカッションには、南海電鉄の亘信二・社長兼COO、和歌山県から仁坂吉伸知事、和歌山市からは松見弘・副市長、元国土交通省事務次官の谷口博昭・芝浦工業大学大学院教授、地元からは、浅井建設グループの浅井瑛介会長、梅原貞晴・貴志地区連合自治会会長が参加してくれました。
錚々たるメンバーだけに日程調節も大変で、結果的に実質的なディスカッションの時間は2時間余と短く出演者の発言時間が十分取れないシンポとなりました。コーディネーターの本多友常・和歌山大学システム工学部教授には大変な役をしていただきました。
しかし、短い時間でしたが、出演者からは、新駅を中心としたニュータウンと中心市街地と連携などさまざまな角度から貴重な提言が示されており、貴重で有意義なシンポでした。
参加してくださった各界の皆さん、そして何よりも出演してくださった皆さんに心から感謝申し上げます。
□和歌山放送ニュース再録
◎和歌山大学前駅開業契機に地域の発展を 和歌山放送第91回情報懇談会(写真付き)
(2012年3月30日(金) 17:46)
第91回和歌山放送情報懇談会が、きょう(30日)午後、和歌山市で開かれ、あさって(4月1日)の和歌山大学前駅開業を契機とした地域の発展について、パネルディスカッションが行われました。

和歌山大学前駅の概要などを説明をする南海電鉄の亘信二(わたり・しんじ)社長兼COO(中央)
「和歌山大学前」駅開業で描く地域の発展とまちづくり〜と題して開かれたシンポジウムは、きょう(30日)午後3時から、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれました。パネルディスカッションには、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事、元国土交通省事務次官の谷口博昭(たにぐち・ひろあき)芝浦工業大学大学院教授、南海電鉄の亘信二(わたり・しんじ)社長兼COO、浅井建設グループの浅井瑛介(あさい・えいすけ)会長らが参加し、あさって(4月1日)の南海本線・和歌山大学前駅の開業を契機とした地域の発展とまちづくりの施策について討論が行われました。
この中で、仁坂知事は「公共交通を軸とした拠点集中型のまちづくりを進める中で、新駅が新たな拠点となることを期待している」と述べました。また、南海電鉄の亘(わたり)社長兼COOは「新駅には、公共交通機関の利用を促進したり、周辺環境の整備を進める役割を果たして欲しい」と今後の展望を語りました。
きょう(30日)のシンポジウムの模様は、来月(4月)15日日曜日午後8時半から午後9時半までの1時間に渡って特別番組で放送します。