2007年10月02日

和歌山JC創立50周年おめでとう!

 和歌山青年会議所の創立50周年記念映画『心の絆〜この海から、ふたたび』の上映会が21日、県民文化会館であり、拝見しました。雑賀崎が舞台で、その和歌山の漁港の美しい風景と人情が見事に映像に描かれ、都会や日本の各地で失われてしまった家族や学校、地域社会での“心の絆”の大切さをジーンと訴えかけてきます。会場には、JCの役員スタッフ、三谷哲夫監督や主人公倉田優希役の中村静香さんら制作スタッフも駆けつけていましたが、「感動をありがとう」という気持ちでいっぱいです。



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 またこの日は、会場をダイワロイネットホテルに移して和歌山青年会議所創立50周年記念式典と祝賀懇親会が開かれました。和歌山の政財界には、JC出身者が多く、その人脈結びつきが独特なことを感じていましたが、この日の式典に出て改めてそのパワーを思い知らされました。歴代の理事長が壇上に勢ぞろいする姿はまさに壮観。今回の記念映画製作や記念式典を成功させた第51代の豊田英三理事長の苦労は大変なものだったと推察します。素晴らしい映画の完成と式典の成功ほんとうにご苦労様でした。
 映画は会議所が創立50周年を記念し、「和歌山を元気にする 和歌山で元気になる」をテーマに企画した。昨年、原作小説を公募し、応募のあった73通から、小説『青き海と蒼き空の狭間で』を最優秀賞に決定。脚本化を図り、映画制作にこぎつけたものです。
 雑賀崎の漁港が舞台。母の死をきっかけに母の郷里雑賀崎で暮らすことになった中学生・優希が主人公。優希と、東京で活躍する著名なカメラマンで仕事一途の父が、同級生との友情や祖父の漁師ら素朴で温かい人とのかかわりの中で、見失ってしまっていた大事なもの“人と人との心の絆”に気づいていくストーリーです。
 主人公中村静香さん、その父親役大杉漣さん、漁師の祖父役夏八木勲さんらがいずれも好演、また脇を固める中学生陸矢役の森田直幸君、その父親で熱血消防士役の菊池聡さんの演技も見事で、心に沁みる風景や会話があふれて感動します。
 生まれてこの方、転校、転勤の連続で、根無し草生活の私だけに、都会の生活になれて個人のプライバシーには立ち入らないように習慣づいている優希に、同級生の陸矢が「君は冷たすぎる」となじるシーンがありました。永住覚悟で和歌山に来て3年余。まだ感じている温度差、違和感だけにどきりとしました。また、昨年母を失ったことこともあり、家族を失った優希らの悲しみの場面には、涙なしには見れませんでした。 
 映画は、地元の中学生や住民らが多数エキストラで出演。この日の舞台あいさつには中学生の硲彩加、加奈さんの姉妹が参加していました。見慣れた雑賀崎の風景がドキリとするほど美しいカメラアングルで映像となり、和歌山弁のいたるところで聞けるのも楽しめます。今後、各学校など県内外の上映会で多くの人に見てもらいたいものです。

posted by wbs at 04:42| Comment(0) | 和歌山元気印
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