2007年10月27日

紅葉より落ち葉、そして捨て猫

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 今年は紅葉がいまひとつ。しかし雨上がりお城を歩くと、しっとりと苔むした石垣の青と緑が目に沁みます。また紅葉に代わって枯葉が石垣や階段に敷き詰められてきれいです。


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20071027gt.jpg その雨も、歩いているだけでは分かりませんが、昨日のように大雨だと住み着いている猫などの小動物は大変のようです。
 一の橋を入ったところの石垣のベンチのところで、いつもあいさつを交わすおばさんが、排水溝をねぐらにしている例の猫たち(クスノキさんのところで生まれた子猫のうちの一匹やその兄弟)のことを心配していました。昨日は大雨で心配でここに来てずぶぬれで探したけど、鳴くだけで排水溝から出てこないので流されてしまったのでは、というのです。
 今日は泣き声がしないので、これから排水溝の先を探しに行くと暗い表情でした。
 猫は、かわいがってエサをくれるこのおばさんを良く知っており、私などが呼んでも素早く逃げていきますが、このおばさんには、なでられても腹を出して甘えているぐらいなついています。
 このおばさんが「きのうす捨て猫の葬式をしたばかり」とドキリとする発言。「お葬式?」と聞き直すと、「死んでいた子猫を穴を掘って埋めてやったんよ。そやのに、きょう歩くと岡口門の方でまた捨てられている新しい子猫が2匹いた。なんで人間なのにこんなことができるんやろうか」と、飼い主の無責任な行動を怒っていました。同感です。
 
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posted by wbs at 22:55| Comment(0) | 和歌山城物語
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