2007年11月17日

早稲田創立125周年記念講演会

071117c125NV| (2).jpg




071117cPQT.jpg







 早稲田大学の創立125周年を記念する講演会が17日夜、和歌山市の県民文化会館で開かれました。全国各地を早稲田色に染めよう、と都道府県で記念のイベントが開催されていますが、和歌山では早稲田大学校友会和歌山県支部(前窪貫志支部長、約600人)が「WASEDA125フェスティバルin和歌山 エクステンション講演会」と題して、現在最もホットな地域朝鮮半島問題をテーマに講演会とシンポジウムを企画しました。
  私も卒業生で支部の会員ということで、企画の立案、進行は和歌山放送が担当。毎日新聞の先輩でこの道では自他共に第一人者の早稲田大学国際教養学部の重村智計教授、また早稲田出身の国会議員で、安倍政権では首相補佐官として世界を飛び回った世耕弘成参議院議員、それに毎日新聞の前の論説副委員長で、朝鮮半島問題や安全保障に詳しい石原進・和歌山放送顧問が加わり、熱心な議論が展開されました。
 重村教授とは、1988年の韓国ソウル五輪の特派員団で一緒に取材したことがあり、外信部からの重村さんと大阪社会部からテロなどの事件取材対策で特派された私とは、記者村で3DKのマンションで相部屋。
 韓国はもちろんアメリカ側の情報源の双方に強力なパイプを持ち、精度の高い情報収集能力と取材力に舌を巻きました。中でも男子100メートルで金メダルだったカナダのベンジョンソンがドーピングでクロと判定された事実をスクープ、その後メダルを剥奪されるなど大騒ぎに発展したのは忘れられない思い出です。

 重村教授の話は、確度が高いことが知られており、この日の講演でも「5年前に当時の小泉首相が訪朝した際、死亡したと伝えられた8人の中に、かなりの確率で生存者がいるはずだ」と話し、「横田めぐみさんについては、遺骨や火葬などについての北朝鮮側の説明が矛盾だらけで、有本恵子さんについても、おそらく生存しているだろう」としたほか、テレビなどでは言いにくい「金正日朝鮮労働党総書記影武者説」にも触れていました。

 また今回のイベントは早稲田大学との共催で、エクテンションセンターの岩井方男所長ら大学からも数人が駆けつけ、「早稲田大学進学相談コーナー」や「ワセダグッズ販売コーナー」なども設けられ、訪れた受験生に熱心に説明する光景も見られました。


071117cPQT (14).jpg



071117cPQT (17).jpg








□和歌山放送ニュース再録

◎早稲田大学創立125周年記念講演会

 早稲田大学の創立125周年を記念する講演会が、今夜(17日)和歌山市内で開かれ、朝鮮半島問題に詳しい早稲田大学国際教養学部の重村智計(しげむら・としみつ)教授が「拉致問題と日本の対応」と題して講演し、「おそらく横田めぐみさんは生きているだろう」などと話しました。
これは、早稲田大学と早稲田大学校友会和歌山県支部の主催で、今夜6時半から、和歌山市の県民文化会館で開かれました。

 講演で重村教授は「5年前に当時の小泉首相が訪朝した際、死亡したと伝えられた8人の中に、かなりの確率で生存者がいるはずだ」と話し、「横田めぐみさんについては、遺骨や火葬などについての北朝鮮側の説明が矛盾だらけで、有本恵子さんについても、おそらく生存しているだろう」と推測を述べました。
 また日本政府の北朝鮮への対応については「北は困れば必ず譲歩してくる。現在の北朝鮮軍の装備や物資調達の状況では、自ら戦争を仕掛けては来ないだろう」と政府に強気の姿勢を求めました。

 講演会に続き、重村教授に、和歌山県選出の世耕弘成(せこう・ひろしげ)参議院議員、それに、毎日新聞の前の論説副委員長で和歌山放送の石原進(いしはら・すすむ)顧問が加わり、「福田内閣の北朝鮮政策」と題したシンポジウムが開かれ、参加した市民は、朝鮮半島問題の現状を熱心に聞き入っていました。
(posted by hodo at 20:42| 報道部)
posted by wbs at 21:15| Comment(0) | 和歌山放送のこと
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。